冬が去って暖かい春が来て一段落付きますと、あのジメジメとした梅雨の季節になります。梅雨入りして1ヶ月ほど太陽が出ている晴れた日が少なくなり、湿気が多いジメジメした日が続くのは毎年のことだとはいえ、嫌になりますよね。洗濯ものを外で干すことができず部屋干しすると部屋の中までジメっとしてしまいますし、おでかけするのも心なしか億劫になってしまいます。
そんな梅雨を迎えるにあたり、前もって心構えしておけば気持ちを切り替えて過ごせるものです。
ということで2016年の梅雨予想と梅雨対策を紹介します。
梅雨がない地域
日本国内のほとんどが梅雨になりますが、梅雨のない地域もあります。
よく知られていることですが、北海道は梅雨がありません。そのため日本全国が梅雨入りしているシーズンの北海道はとても過ごしやすい季節となります。
北海道で梅雨がない理由は、梅梅雨前線が北海道まで北上する頃にはもう、雨を降らすだけの威力が弱まるからです。
北海道以外でも小笠原諸島は日本国内の梅雨前線の範囲外となるため梅雨はありません。
その代わり亜熱帯気候のために、夏になりますと東南アジア地域のようにスコールが降ります。
2016年の梅雨入り・梅雨明け予想
それでは地域ごとの2016年の梅雨入り、梅雨明け予想を見ていきましょう。
沖縄
国内で最も早い梅雨入りとなる沖縄は2014年は5月5日、2015年は5月20日と2週間ほどの差がありましたが、過去の梅雨入りデータから予想すると、5月10日前後になりそうです。
梅雨明けは年々遅れていて2015年は6月8日、2014年はさらに遅い6月26日でしたので、梅雨明けは6月10日~24日頃になりそうです。
九州地方
梅雨入りはここ2年連続で6月2日です。過去の統計から予想すると5月27日~6月4日頃になりそうです。
梅雨明けはこの2年は7月15日前後でしたので、7月13日~20日頃になりそうです。
四国・中国地方
梅雨入りはこの2年ほどは6月2日ですので、5月26日~6月4日頃になりそうです。
梅雨明けは直近3年は7月20日~24日でしたので、7月17日~25日頃になりそうです。
関西・近畿地方
梅雨入りは2年連続で6月3日で、年々梅雨入りが早まっているので、5月29日~6月9日頃になりそうです。
梅雨明けは7月20日以降が2年連続で続いていますので、7月17日~25日頃になりそうです。
東海地方
この2年は6月4日、6月3日でしたので、5月30日~6月6日頃になりそうです。
梅雨明けはこの2年のデータでは7月21日、7月24日でしたので、7月18日~25日頃になりそうです。
関東地方
年々梅雨入りが早まっていて、6月初旬が続いていますので、6月2日~10日頃になりそうです。
梅雨明けは2014年は7月21日と遅く、2015年は7月10日でしたので、7月13日~7月20日頃になりそうです。
東北地方南部
梅雨入りは2014年は6月5日、2015年は7月26日とばらつきましたので予想は難しいですが、過去の統計から6月10日~6月17頃になりそうです。
梅雨明けは過去60年ほど7月25日頃で安定しています。
東北北部
梅雨入りは2014年は6月6日、2015年は6月26日と20日も差がありました。過去の統計から6月5日~15日頃になりそうです。
梅雨明けは7月28日頃で安定していますので、7月25日~7月30日頃になりそうです。
梅雨入り前にやっておくべき対策
梅雨入りしますと湿気が多くなり、カビが発生しやすくなります。
カビの発生を防ぐために最も効果があるのが換気です。換気には乾燥機や除湿器の使用もいいですが、最も効果があるのは「窓を開けて空気を入れ換える」ことです。
窓を開けてきちんと喚起を行えば、目に見えてカビの発生が治まります。梅雨の間は窓を閉めがちになってしまいますので、梅雨入り前に換気をしっかりやっておき、カビの発生を防ぎましょう。
梅雨入りしましたら、除湿機やエアコンの除湿機能で湿度を下げるようにしましょう。梅雨の間も定期的に窓を開けて換気をすることも、お忘れなく。
梅雨に雨が続くのは仕方がありません。自然には逆らえることができませんから、気持ちを切り替えて梅雨の季節を楽しく過ごせるよう準備をしておけば、梅雨の時期でも快適に過ごせます。
おたがい楽しく梅雨を過ごしましょう。