赤ちゃん 目やに

「赤ちゃんに目やにが片目だけ出るのが気になって・・・」

赤ちゃんは抵抗力が弱いので目やにが出やすいのですが、片目だけ目やにができるのは、お母さんにとって気がかりなことですよね?病院に相談するのもいいですが、赤ちゃんの目やにに対して正しい情報を知っておけば、正しく対応をすることができます。

そこで、片目にだけ目やにが出る赤ちゃんに可能性がある病気や、目やにの取り方について説明します。

赤ちゃんの目やにがどうして片目だけに?

赤ちゃんの目やにが片目だけに出る多くの場合が、淡黄色から黄緑色の目やにです。抗菌剤配合の目薬を使用することで、一時的によくなっても、目薬を止めたらまた元に戻ってしまうのでしたら、以下の原因が考えられます。

結膜炎

結膜炎は結膜が炎症を起こし白目が赤く充血する病気です。

細菌の感染による細菌性結膜炎、他にはウイルス性結膜炎、花粉やハウスダストが原因のアレルギー性結膜炎があります。このような結膜炎には抗菌剤、抗ウイルス剤、抗アレルギー剤配合の治療薬で症状を抑え、正常な状態に回復します。

鼻涙管閉塞症

鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)症とは、目と鼻をつなぐ涙の通り道が詰まり、涙が塞がってしまう病気です。

鼻涙管は生後間もない赤ちゃんは鼻涙管がまだ細いため、涙が詰まりやすくなっています。鼻涙管が詰まってしまいますと、鼻涙管の中に涙が行き場を失ってしまい、それが原因となって、目やにの症状を発症します。

赤ちゃんのほとんどが成長とともに鼻涙管は広がっていき、自然と症状は治まります。

症状が改善されないのでしたら、以下の対処法がありますので説明します。

目頭のマッサージ

目頭の周りをマッサージすることで、目と鼻の通り道を塞ぎを改善し、涙の通りをよくすることができます。手軽にできるマッサージですし効果も高いので、多くのご家庭で取り組まれています。

目頭のマッサージ方法

1.目頭と鼻筋の間を小指で軽く押さえる

2.力を強く入れずにやさしくマッサージしながら、円を描くように回す

3.目やにが出たら清潔なガーゼやタオルで拭き取る

4.1セットを10回、1日3セットでマッサージする

目頭のマッサージを続ければ、早ければ1~2週か、遅くても1ヶ月ほどで目やにが改善されます。

目頭のマッサージをするときに、これだけは注意しましょう。
ナース

・マッサージ前には清潔にするために爪を短く切り、手洗いを充分おこなう

・赤ちゃんがふいに不ゴキ出すこともあるので、片手で動かないよう顔を押さえて、もう片方の手でマッサージする

・力が強すぎると涙嚢(るいのう)を傷付け、炎症を広げる危険性があるので、やさしくマッサージする

ブジー治療

目頭のマッサージで症状が改善しないときには、眼科に相談しましょう。
眼科で行われる治療法としてブジー治療があります。

ブジー治療は、細い針金のようなブジー針を鼻涙管に入れて、涙を停留させている原因を改善し、涙の通りをよくする治療法です。

プジー治療

鼻涙管閉塞は一般的に1歳までに自然に治る症状ですが、目やにが心配でしたら、眼科のお医者さんにいちど相談されることをお勧めします。

赤ちゃんがいつもと違うことがあるだけで、とても心配になりますよね。目やには目にトラブルが起きているサインになります。赤ちゃんはよく涙を流すので見分けは難しいですが、普段から目の状態を気をつけておきましょう。

目やにが続くようでしたら一度眼科に受診して確認しておくと安心できますよ。鼻涙管閉塞は自然に治るものがほとんどなので、症状が悪化しないようにケアしてあげれば心配ありません。

赤ちゃんの目やにがはやくよくなりますように。