富山 山王祭

春から夏に近づく季節の富山で毎年開催される山王祭。地元富山では「さんのさん」の愛称で親しまれ、毎年40万人以上の人出で賑わう富山市最大のお祭りです。

山王祭は元禄3年(1690年)に富山藩主・前田正甫が神輿2基を日枝神社に寄進したことから始まり、御輿を城下で巡行する風習となり山王祭となりました。

山王祭は各地でも行われ、比叡山・日吉神社、東京・日枝神社と並び、富山の日枝神社の山王祭も多くの人に親しまれている伝統のある祝祭です。

それでは、富山・日枝神社の山王祭の日程と見どころなどを紹介します。

2016日程

日程:5月31日(火)~6月2日(木)

スケジュール

富山 山王祭 スケジュール

山王祭の見どころ

裸神輿

山王祭で担がれる神輿は、山王祭のきっかけとなった富山藩主・前田正甫が寄進した神輿です。

男神輿では黒いふんどし一丁の勇壮な姿で神輿を担ぎ街を練り歩きます。その威勢の良さに見物客は目を奪われ心が躍ります。

また女神輿では黒の法被姿でトサカ頭の粋な女性たちが、男神輿に負けず劣らない威勢の良さで神輿を担ぎ街を練り歩きます。

富山 山王祭 女神輿

獅子舞

山王祭 獅子舞

獅子舞伝承率が全国一の富山ならではの獅子舞が山王祭で披露されます。獅子舞は神輿とともに氏子町内を練り歩きます。神輿の威勢の良さもいいですが、獅子舞の華麗な舞いを合わせて観ると、より山王祭を楽しむことができますよ。

屋台

富山 山王祭 屋台

神輿と獅子舞に並ぶ山王祭名物が屋台です。出店される屋台の数は700以上にも及びます。屋台は日枝神社周辺から平和通り歩行者天国かけて軒を並べる北陸では随一の規模を誇ります。

屋台では定番のB級グルメからご当地グルメや特産品、なつかしいテキ屋の射的やスマートボールに金魚すくいなど、屋台だけでも一日を楽しめるほどです。さらに日枝神社境内でもスケールが大きいお化け屋敷も開催されますので、まさに日本のお祭りを楽しむことができます。

山王祭 アクセス

電車

JR富山駅 徒歩20分
富山電鉄・西町電 徒歩4分

北陸自動車道・富山IC 国道41号経由 約15分

駐車場

山王祭期間中に臨時駐車場は設けられません。会場の日枝神社周辺は交通規制が実施され、渋滞しますので、神社から少し離れた富山市中心部の駐車場を利用することをおすすめします。

交通規制

山王祭期間中は神輿のルートと歩行者天国となる平和通りと日枝神社周辺で交通規制が実施されます。

北陸新幹線が開通したことにより、富山までの移動が便利になりました。これぞ日本のお祭りと言える山王祭を体験してみてはいかがですか?