お孫さんが小学校入学されるということで、盛大な入学祝いをいただくのはうれしいですよね。お祝いの気持ちはとても嬉しいことですし、お子さんが小学校入学することの喜びが、さらに実感できるのではないでしょうか。
でも考えてしまうことはありませんか?「お返しはどうしたいいのか」と迷ってしまうのは当然のことです。
お返しする時期は早すぎたら早すぎたで、前もって準備しているように思われかねませんし、遅すぎたら遅すぎたで礼儀知らずと思われてしまうのも嫌ですよね。
入学祝いのお返しに対する疑問を解消するために、お返しのマナーについて説明します。
入学祝いのお返し時期は?
お返しの時期は「早すぎても遅すぎても良くない」と覚えておきましょう。それならば、どの時期だったらいいのかと言いますと、入学式後の2週間以内です。
入学祝いは入学式という行事へのお祝いですので、入学式以前にお返しするのは相応しくありません。入学式から2週間以上過ぎてしまっては、遅すぎるという印象を与えてしまいます。
また、入学祝いは、お子さんがいただいたものなので「お返ししなくてもいい」とされていますが、感謝の気持ちをお返しすることはきちんと行うべきです
お返しに贈ればいいのはなにか?
入学祝いの内祝いとしてお返しするものでしたら、あとに残らないものを選びましょう。
お礼としてお子さん本人の感謝の手紙や写真がいいですよ。
お孫さんからの感謝の手紙や、入学式に満開の桜の下でランドセルを背負ってにこっと微笑む写真を見たら、入学祝いを贈ってよかったと喜んでもらえますね。
お返しするなら金額の相場は?
「お祝いには、きちんとお返しがしたい」ということでしたら、お返しの金額の相場は「半額返し」になります。
お返しで人気の品物は食べ物です。入学祝いをいただいた方の年齢別に好ましいものを紹介しますと、ご両親や年配の方には「和菓子」、友人や同年代の親族には「洋菓子・紅茶」となります。
入学祝いでいただいた品が高額で、品物でお返しするのが厳しいのでしたら、商品券やギフトカードでお返ししましょう。
お返しは感謝の気持ちを伝えます
お返しは感謝の気持ちを伝えるためにあります。決してお返しする品物の金額が、感謝の気持ちの優劣を決めるものではありません。金額ではなく、祖父母にとってお孫さんからの手紙や写真は、成長したお孫さんからの感謝の気持ちですから、お金では買うことが不可能な、心からの感謝の気持ちを伝えることができるのです。
おたがいが祝う気持ち、感謝の気持ちを忘れずに伝えあいたいですね。