北九州に暑い夏の訪れを告げる風物詩となる戸畑祇園大山笠(とばたぎおんおおやまがさ)は、江戸時代から200年以上の歴史が続く「飛幡八幡宮」「菅原神社」「中原八幡宮」三社の伝統の夏祭りです。太平洋戦争のため中断期間がありましたが、復活を望む強い声により戦後の1947年に復活されました。
「博多祇園山笠」「小倉祇園太鼓」と並ぶ福岡県夏の三大祭りの一つに数えられ、地元の人々から「提灯山」の愛称で愛され続け、市内外からも毎年10数万人以上の観客が訪れます。
それでは戸畑祇園大山笠の日程と見どころ、アクセスと駐車場、交通規制情報を紹介します。
戸畑祇園大山笠2016日程
戸畑祇園大山笠は毎年第4土曜日を挟む3日間に開催されます。
今年2016年の戸畑祇園大山笠は7月22日(金)7月23日(土)7月24日(日)の開催となります。
戸畑祇園大山笠見どころ楽しみ方
戸畑祇園大山笠では昼と夜とではがらりと山笠が様変わりします。昼を幟大山笠、夜を提灯大山笠と言います。
昼の幟大山笠は菊の花をあしらった「前花」という装飾や、「見送り」という幕などで格調高く美しい山笠となっています。
夜になりますと提灯大山笠は、幟大山笠の装飾を取り外し櫓(やぐら)を組み、そこへピラミッド型に309個の提灯を12段取り付けられた、高さ10メートル重さ2.5トンにもおよぶ提灯の灯りに点された巨大山笠となります。提灯山笠として日本最大規模のスケールですので、その豪華絢爛な山笠の姿に目を奪われることでしょう。
戸畑祇園大山笠のクライマックスとなるのが大山笠競演会です。大山笠4つと、中学生で構成される小若山笠の4つと、計8つの山笠が競演し、昼の幟大山笠から夜の提灯大山笠に組み立てられ変わっていく様を観ることができます。
木の土台だけだった山笠が瞬く間に提灯のピラミッドが組み立てられていく様は、観ていて爽快な気分になります。
戸畑祇園大山笠 アクセス 駐車場
電車
JR戸畑駅 徒歩10分
車
北九州都市高速道路2号線・戸畑 5分
駐車場
戸畑駅周辺の駐車場を利用できます。最も収容台数が多い駐車場はこちらです。
交通規制
大山笠競演会の会場となる戸畑区役所横の浅生公園周辺は交通規制が実施されます。
戸畑祇園大山笠は国の重要無形民俗文化財に指定され、お祭り好きの九州の人々に愛され続けている夏祭りです。ピラミッド型の提灯に灯された豪華絢爛の山笠をぜひお楽しみください。