猫の去勢や避妊手術はかわいそう?時期はいつまでに?

出典 http://nekogazou.com/wp-content/uploads/2015/10/32f4cb870afa7377c71e0f07f73c2dd0-e1446027751855.png
飼っている猫が発情期を迎えるまえの飼い主さんは避妊・去勢手術をするか悩んでいるのではないでしょうか?
避妊や去勢については賛否両論あります。「生まれ持ってる生殖機能を奪ってしまうのは、かわいそう・・・」と感じてしまう飼い主さんが多いのもわかります。
でも本当に避妊・去勢することは、猫にとってかわいそうなことなのでしょうか?
それでは猫の去勢・避妊手術について、メリットとデメリット、手術の時期について説明していきます。
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どうして猫の去勢・避妊が必要なのか?
まず猫の性質について紹介します。猫は出産まで約2ヶ月という短い期間で交尾して排卵する動物なので、ほぼ100%の妊娠の確率となります。
家の中で飼っている猫なら手術の必要はないと思われるかもしれませんが、正解ではありません。
去勢・避妊手術をしければ発情期を迎えますし、発情期になると以下のような行動を取るようになります。
スプレー行為
スプレー行為はメス猫を引き寄せるためのオシッコです。これはマーキングとは違いメス猫を引き寄せるためですから、強烈のニオイを発しますし、家の中にまき散らされることになります。
夜鳴き
メス猫は飲食も忘れて一晩中辺り構わずオス猫を求め鳴き喚きます。ノラ猫だけでなく、家で飼っている猫の発情期の行動や鳴き声は、とても耐えきれるものではありません。
去勢・避妊手術のメリット
去勢・避妊手術をすれば先に紹介したスプレー行為や夜鳴きなどの問題行動がなくなります。
繁殖行動もしなくなりますので、交尾で感染する病気が予防でき、ノラ猫からたいせつな飼い猫を守ることができます。
猫は発情期のストレスから解放されますし、病気も予防できますので健康となり長生きにつながります。
性格が子猫のままの甘えん坊になるという統計がありますし、実際に手術してから穏やかに楽しく過ごせるようになったという飼い主の声がたくさんあります。
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去勢・避妊手術のデメリット
デメリットとされているのは以下のことになります。
太りやすくなる
ホルモンバランスの関係で運動量が減って太りやすくなるようです。
太らせないためには肥満防止するキャットフードがありますし、運動する生活習慣を身につけさせるようにしましょう。
手術のリスク
わずかな確率ではありますが、必尿器系のトラブルが起きることもあります。
手術前にお医者さんとよくご相談ください。
去勢・避妊手術の時期
メス猫の避妊手術は生後6~8ヶ月
体重は2キロ以上と基準を定めている病院が多く、手術できるだけの体の成長と健康状態であることが必要になります。

出典 http://www.beauty-co.jp/news/img/0512_131_01.jpg
猫の去勢・避妊手術は1回目の発情期を迎える前に行うことをおすすめします。
問題行動を回避できますし、2回以上の発情期を経験した猫は、発情期の問題行動を改めることが難しくなってしまいます。
猫の去勢・避妊手術は飼い主だけでなく、それは猫のためでもあることをわかってください。猫にとって決してかわいそうなことではありません。
猫は健康で心穏やかになりますし、いっしょに暮らす飼い主も快適に暮らせます。かわいい猫と飼い主ともども、しあわせな時間を1日でも長く過ごせますよう、去勢・避妊手術について理解を深めましょう。
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