猫と赤ちゃん

猫はたいせつな家族の一員として暮らしている飼い主のお母さんが妊娠されますと、さらにたいせつな家族が増えることになります。

でも生まれくる赤ちゃんへの影響を心配して、猫を飼い続けていいのか迷われてしまうお母さんがたくさんいらっしゃいます。

そもそも猫は赤ちゃんに悪い影響を与えてしまう動物なのでしょうか?

というわけで今回は猫と生まれくる赤ちゃんと同居するための注意点について紹介します。

猫と赤ちゃんは同居できるの?

猫がアレルゲンとなりアレルギー症状を引き起こすことがあります。猫アレルギーは猫の体毛やフケ、唾液や尿便から赤ちゃんの体内に入り込みアレルギー症状が発症します。

もし赤ちゃんにくしゃみや鼻水、湿疹がひどくなりましたら、小児科かアレルギー科のお医者さんの診断を受けましょう。血液検査などで猫アレルギーであるのか判断できます。

赤ちゃんがアレルギーになったら猫と同居は無理なのか?

猫 疑問

赤ちゃんが猫アレルギーに発症した場合は、猫と接触させない環境をつくるのが最適な対策です。

しかし室内で飼っている場合は接触させないのは難しいですから、以下のようにできるだけアレルゲンに触れない環境をつくりましょう。

猫の居住スペースと分離する

猫は赤ちゃんが成長するまでは外で飼いましょう。マンションで飼っているのでしたら、猫と同じ部屋で過ごすのはできるだけ避けて、赤ちゃんの寝室に猫が近づけないよう、猫と赤ちゃんとの生活スペースを分離します。

シャンプーやトリミングをする

猫の毛を吸い込むことでアレルギーを発症しますので、猫へのシャンプーやトリミングを定期的に行って清潔に保ちましょう。ただしシャンプーのやり過ぎは皮膚炎をひき起こす危険がありますので、適切なシャンプーの回数を獣医と相談しながら続けましょう。

唾液や尿便を赤ちゃんに触れないようにする

猫のエサを入れる皿はきれいに洗って片づけます。トイレも赤ちゃんが近づけない場所に置きましょう。

掃除をこまめにして清潔に

猫が触れるペット用品を清潔にするだけでなく、家の中のフローリングやカーペットもこまめに掃除しましょう。猫の毛はおもっている以上に部屋中にまき散らしますので、さらに空気清浄機を使うと効果的です。

赤ちゃんと猫がずっと仲良く暮らせるように

猫 赤ちゃん 仲良し

赤ちゃんが猫アレルギーに発症してしまうと、とても心配になってしまいますよね。赤ちゃんを守ってあげるのが、お母さんの役割ですが、猫もたいせつな家族の一員ですから、手放すことは考えられないでしょう。

たいせつな赤ちゃんと猫のために、アレルギー検査をして、症状に合わせた赤ちゃんと猫が仲良く暮らせるよう環境をつくってあげてください。

赤ちゃんのアレルギーは成長過程の一時的なもので、治るケースが多いです。

赤ちゃんと猫が仲良く暮らせることに、お役に立てましたら幸いです。