赤ちゃんは環境や温度の変化に敏感で、ちょっとしたことでも「しゃっくり」をします。赤ちゃんのしゃっくりは可愛いらしいものですが、しゃっくりが長引き止まらない状態が続きますと不安になりますよね?
そんなママさんのため、赤ちゃんのしゃっくりの原因と、しゃっくりを止める方法を紹介します。
赤ちゃんのしゃっくりの原因
赤ちゃんは横隔膜の形成が未発達のため、ちょっとした変化や刺激でけいれんを起こしてしまい、しゃっくりがすぐ発生します。授乳のときに空気を一緒に吸い込んでしまったり、おむつが濡れて冷えを感じただけでも、けいれんを起こしてしまいしゃっくりが出ます。
赤ちゃんは大人よりも、しゃっくりしやすい体質なので、しゃっくりすること自体に心配することはありませんが、しゃっくりが長引き続くようでしたら、体調に異変が起きている可能性がありますので、注意が必要となります。
赤ちゃんのしゃっくりの止め方
赤ちゃんのしゃっくりは自然に止まるものです。それに赤ちゃんはしゃっくりを苦しいと感じてはいませんし、しゃっくりをすることで楽になれます。
でも、しゃっくりが続くのでしたら、体に負担が掛かり苦しくなるかもしれないので、続いて紹介する方法をしゃっくりを止めてあげましょう。
白湯や薄めのお茶を飲ませる
水分を飲み込むことにより、その刺激でしゃっくりが治まります。飲み過ぎは返ってしゃっくりが止まらなくなりますので、少量の白湯や薄めのお茶を飲ませて様子を見ましょう。お腹いっぱいで飲みたがらないのなら、無理に飲ませることは絶対に避けてください。
げっぷを出させる
授乳や離乳食の後に出るしゃっくりは、抱きかかえて、げっぷを出させるように縦抱きにすると、げっぷが出やすい状態にできます。
体を暖める
赤ちゃんは体温の微妙な変化でしゃっくりを出します。体が冷えてしゃっくりが出ているのでしたら、お湯で温めたタオルやガーゼを腹に当てて暖めると、しゃっくりが治まり楽になります。
おむつが濡れて寒さを感じたときに出るしゃっくりでしたら、おむつ替えしましょう。
しゃっくりが続いたり止まらないのは病気なの?
しゃっくりが続いて止まらないことが頻繁に起こって、元気がなかったり、食欲もない状態が続くようでしたら、小児科の受診や相談を受けましょう。肺炎や胃腸炎が原因で横行膜に膿がたまり、けいれんを起こし、しゃっくりが止まらなくなっている可能性があります。
ただし希な事例ですので、しゃっくりが続いても赤ちゃんが元気でしたら病院に行く必要はありませんので、安心してください。
赤ちゃんのしゃっくりは自然の反応です。しゃっくりすることで体が楽になりますから、あまり心配することなく、しゃっくりしている可愛い姿を温かく見守ってあげましょう。