子供 乗り物酔い

ゴールデンウィークや週末に家族そろってお出かけするのは楽しいことですよね。でも、お子さんが乗り物酔いしてしまいますと、せっかくのお出かけがとてもつらい一日となってしまいますから、親としても心配になってしまいます。子供は大人よりも乗り物酔いしやすい体質ですから、乗り物を使って遠出するときには気をつけなければいけません。

そこで今回は子供の乗り物酔いについて原因と対策、乗り物酔いを解消する即効性のある方法を紹介しますので、乗り物酔いしたときでもお父さんやお母さんが冷静に対処できるよう、参考になさってください。

乗り物酔いの原因は?

乗り物酔いは平衡感覚を司る三半規管が刺激に耐えられずバランスが取れなくなり、気持ちが悪くなってしまう症状です。

三半規管は揺れなどを感知してバランスを整える機能がありますが、車やバスなどの過度の揺れや不規則な加速と減速がくり返されることで、バランス機能が正常に働くなります。

2歳くらいまでは平衡感覚が未発達のため乗り物酔いは起こしにくい体質ですが、平衡感覚の発達が始まる3歳以降になりますと乗り物酔いがしやすくなります。

他にもストレスやからだの疲れ、睡眠不足など外的環境によって乗り物酔いが起きることもあります。

乗り物酔いに即効性がある方法

もしお子さんが乗り物酔いを起こしてしまいましたら、即効性のある方法として以下の対処法をやってみましょう。

・衣服やベルトなどの締め付けを緩める

・シートを倒し横向けにするなど楽な姿勢を取らせる

・窓を開け新鮮な空気を入れ替えて深呼吸させる

・乗り物から降りて安静にする

・気持ち悪ければ我慢せずに吐かせる

・酔い止めに効くツボを押す

内関

内関(ないかん)は酔い止めに利くツボで、手首の関節の中央からヒジ側の指3本分横にあります。1回当たり6~8秒少し強めに押して離すことをくり返すと、酔いが治まっていきます。

・酔い止め薬を飲む

酔い止め薬は事前に飲んで予防するタイプ、酔ったときに症状を和らげるタイプがあります。子供でも飲みやすい「ドロップタイプ」と「ドリンクタイプ」がありますので、服用できる年齢と服用量を確認するなど、使用上の注意をよく読んで飲ませましょう。

乗り物酔いしない体質に改善する

日頃から乗り物酔い対策をしておけば、いざというときに乗り物酔いすることなく、楽しいおでかけをすることができます。

遊びながら乗り物酔いしない体質に改善する方法ですので、お子さんと一緒に楽しみながら続けてください。

でんぐり返し

でんぐり返しを続けることで三半規管を鍛えます。平衡感覚も身につきますので乗り物酔いしない体質に改善できます。毎日数回ずづでいいので、ふとんの上などででんぐり返しすると効果的なトレーニングとなります。

ブランコやトランポリンで遊ばせる

ブランコやトランポリンは揺れが激しいので、遊びながら平衡感覚を鍛えることができます。ただし遊びすぎますと乗り物酔いと同じ症状となりますので、お気をつけください

乗り物に乗る回数を増やす

乗り物に乗り慣れることで体も揺れなどにも慣れていきます。「乗り物に乗っても酔わなかった」という体験を重ねることで、乗り物に対する苦手意識が解消され、乗り物酔いを克服できるようになります。少しずつでいいので、車やバスに乗る時間、距離を伸ばしていきましょう。

おでかけ

お子さんが乗り物酔いになってしまうと、お父さんお母さんもあわててしまうと思いますが、対処法や予防策を知っておけば、きちんと対処することができます。

お子さんの乗り物酔いの解消にお役に立てればとおもいます。

楽しいお出かけになりますように。