成田祇園祭

祇園祭と聞きますと京都を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、千葉県成田市でも祇園祭が行われます。7月の3日間にわたって成田山新勝寺で開催される300年以上の歴史を誇る夏の風物詩で、毎年45万人以上の見物客が訪れるお祭りです。お祭りの規模と熱気は京都と負けないほどで、成田山の街にはお囃子が鳴り響く中で山車・屋台が繰り出され、夏の成田山は大いに盛り上がります。

それでは成田祇園祭の日程と見どころ、交通規制と駐車場情報を紹介します。

成田祇園祭2016開催日

成田山祇園祭は7月7日に一番近い金曜日から日曜日までの3日間にわたって開催されます。今年2016年は7月8日(金)7月9日(土)7月10日(日)

行事スケジュールは以下の通りです(変更の場合あり)
成田祇園祭 日程

成田祇園祭の見どころ楽しみ方

成田祇園祭の名物と言えば山車と屋台です。屋台は露天のことではなく、成田山祇園祭の屋台とは山車の一種です。
山車と屋台の違い説明しますと以下の通りです。

人形が乗っていない 屋台

人形が乗っている 山車

山車に乗っている人形は有名な歴史上の人物をモチーフにしたものです。それぞれの街の山車には、幸町は朱雀天皇(スザクテンノウ)、田町は素戔鳴尊(スサノオノミコト)成田山交道会は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)、本町は藤原秀郷(フジワラノヒデサト)、囲護台三和会は嵯峨天皇、花崎町は八幡太郎義家(後の源義家)、土屋は大穴牟遅神(おおなむちのかみ)、仲之町は神武天皇をモチーフにした人形が乗っています。

成田祇園祭がクライマックスとなる見どころは総引きです。

成田祇園祭 総引き

屋台と山車がお囃子が鳴り響くなか威勢よい掛け声に合わせて、勇ましい弾き手たちによって成田山参道の250mに及ぶ急な坂を一気に駆け上がり山車が引き上げられる光景は、今では忘れられてしまった日本男子の勇壮な姿に目を奪われることでしょう。

成田祇園祭 アクセス 駐車場

電車

JR/京成本線・成田駅 徒歩約15分

東関東自動車道路・成田IC 国道295号線、408号線経由

駐車場

成田山の参道近辺にある駐車場は朝早い時間帯に行かない限り満車状態となります。成田山新勝寺まで歩いて行ける範囲圏内で駐められる以下の駐車場を利用するか、公共交通機関を利用しましょう。

市営東和田駐車場 収容台数:530 終日営業
タイムズ成田駅前 収容台数:200 終日営業

交通規制

成田祇園祭開催中は、成田山新勝寺周辺、成田駅へ結ぶ電車参道・西参道・表参道が交通規制となり、終日通行禁止となりますの車で移動する場合はお気をつけください。

成田祇園祭 交通規制

京都の祇園祭は優雅に、それとは対称的に成田祇園祭は勇ましい迫力あるお祭りとなります。季節的にも梅雨開けとなり、夏の本格的な訪れを祝うかのような熱気ある雰囲気が高まります。

夏の一日を成田山祇園祭でぜひお楽しみください。