妙楽寺(みょうらくじ)は多摩川を眼下に見下ろすいまなお緑豊かな長尾丘陵と呼ばれている小高い丘の上にあります。鎌倉時代から続くと言われている歴史深い天台宗の寺院で、地元の人からは川崎の「あじさい寺」の名で愛され続け、あじさいが咲く季節となりますと、境内では1000株を超えるあじさいが色彩やかな美しい大輪の花で埋め尽くされます。
それでは妙楽寺のあじさいの見ごろ開花状況、アクセスと駐車場情報を紹介します。
妙楽寺のあじさい見ごろ開花状況
妙楽寺のあじさいは早いものですと5月終わり頃から咲き始めて、6月上旬には五分咲きとなり、見ごろを迎えるのは八分咲きから満開となった6月中旬から6月の終わり頃で、木立に囲まれた境内にはあじさいが一面に美しい花々を咲かせます。
あじさいが見ごろを迎えている毎年6月第3日曜日には「長尾の里 あじさいまつり」が開催されます。
今年2016年の開催日は6月19日(日)です。
妙楽寺のあじさい見どころ楽しみ方
妙楽寺のあじさいは50年ほど植栽が始まり、手入れが行き届いており色の配置が絶妙との評判高く、あじさいの見ごろになると県内外から多くの見物客が訪れるあじさい名所です。
入口から境内に入ると「あじさいの寺」という名前にふさわしく、あたり一面があじさいに埋め尽くされ、あじさいの海となって見物客を迎えてくれます。さらに境内に入ると鐘楼と薬師堂があり、その奥の斜面一面には色彩やかなあじさいが所狭しと咲き誇り、観る人の心を楽しませてくれます。
この斜面には散策路がありますので、様々な角度からあじさいを観ることができますし、上から見下ろして眺めるあじさいは、間近で観るあじさいとは違う趣を感じることでしょう。
妙楽寺のあじさいは28種の1000株を超えるあじさいが境内に埋め尽くされます。あじさいの色も青紫ピンク白など色とりどりに美しい花々を咲かせるあじさいを存分に楽しめます。
多摩川を眼下に見下ろせ、新宿方面の高層ビル群を見渡すことができる景観もすばらしいですので、あじさいと多摩川と高層ビルとのコントラストも妙楽寺だからこそ観られる眺望です。
妙楽寺 アクセス 駐車場
電車
JR南武線・久地駅もしくは宿河原を下車 徒歩約20分
※妙楽寺までの残り10分ほどは急な上り坂になりますので動きやすい服装と靴で行きましょう。
※※久地駅にはタクシー乗り場がありません
バス
小田急線/JR・登戸駅もしくは小田急線・向ヶ丘遊園』からバス 「切通し上」もしくは「長尾」下車 徒歩約10分
駐車場
妙楽寺境内に駐車場は10台程しかありません。妙楽寺まで徒歩15分ほどの東高根森林公園駐車場の利用をおすすめします。
妙楽寺は「あじさいの寺」の名にふさわしい、豊かな緑のなかで彩やかなあじさいに囲まれた境内の風情を満喫することができます。
あじさいの見ごろになりましたら、ぜひ妙楽寺に訪れください。