定光寺ほたるの里

名古屋郊外の瀬戸市の山間は毎年6月になりますと、ほたるを鑑賞できる名所となります。ほたるの名所は定光寺ほたるの里です。

地元住民団体が休耕田を活用し、ほたるが生息できる環境作りとほたるの繁殖を進める施設なのですが、毎年一週間だけ一般開放され、今では目にすることが本当に珍しくなった、ほたるが光り輝き飛び舞う姿を鑑賞することができます。

それでは定光寺ほたるの里の見ごろ、アクセス駐車場情報を紹介します。

定光寺ほたるの里 ほたるの見ごろ

毎年6月中旬に一週間の期間で一般開放され、ほたるの鑑賞会が開催されます。気象条件によって、はたるの活動期間の時期が前後しますが、例年通りですと開催時期は6月10日(金)~6月19日(日)ごろと予想されます。

ほたるが観られる時間帯

ほたるは早い時間帯ですと日没頃から活発に飛び始めますが、周囲が完全に真っ暗にならないと、ほたるの光りが目立たず、きちんと観ることができません。

ほたるが最も活発に活動する時間帯は20時以降で、鑑賞会は21時までですので、19時~20時ころまでに定光寺ほたるの里に到着しているようにするのが良いでしょう。

また、雨が強い日は、ほたるは葉の裏でじっとしているため、飛んでいる姿を見つけるのはかなり難しいです。ただし、雨上がりで湿度の高い夜に活発に飛び出しますので、雨上がりの夜は狙い目となります。

定光寺ほたるの里 見どころ

定光寺ほたるの里はほたるを生息させるため、里山に覆う木々で光は一切遮られ、足元を照らすものは刳り抜かれた竹の中で灯りを点すろうそくだけです。

この暗闇の中をゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルが飛び舞います。ほたるが夜空を飛び舞うのは、わずか7~10日ほどしかなく、光り輝かせるのは求愛行動で、繁殖相手を探し次世代に命を繋げると、そして短い命を終えます。

ほたるが活発に飛び始めると、たくさんのほたるが光りを点滅させながら風に舞うようにふわふわと舞い幻想的な雰囲気に心を奪われます。このような光景は国内では滅多に見られませんから、貴重な時間となることはまちがいありません。

定光寺ほたるの里

定光寺ほたるの里 アクセス 駐車場

東名高速道路・春日井IC R155号、県道15号経由 10分
東海環状自動車道・瀬戸北IC 25分

電車

JR中央本線・定光寺駅 徒歩30分

駐車場

定光寺キャンプ場の駐車場を含め約300台駐車可能です。一般開放され人出が多い日は満車になりますし、特に週末の土日をさらに多くの人出となりますので、時間に余裕を持って車での移動をすることをおすすめします。

ほたるが活動する季節は梅雨の時期になります。雨上がりの夜空に最後の命を燃やし尽くすように光り輝き飛び舞う姿は最もほたるが美しく観られる瞬間ですので、心ゆくまで鑑賞してください。