見た目は太っているように見えないのだけれど、食後になるとポッコリお腹が膨らんでしまいパンツやスカートがきつくなることってありませんか?このようなことになっているのだったら、それは胃下垂かもしれませんよ。
太ってなくてもポッコリお腹が膨らんでいると妊娠しているのではと思われてしまうのも嫌な方がいるでしょうし、見た目も気になりますので、お腹のポッコリをなんとかしたいですよね。
そこで今回は胃下垂の原因と治し方についてくわしく説明します。
胃下垂の原因とは
胃下垂とは胃が下がっている状態です。胃の位置はみぞおち辺りにあるのが正常なのですが、胃下垂ですとへそ辺りまで下がってしまったり、悪化している場合は骨盤辺りまで下がってしまいます。
胃下垂であるかないかを確かめるには、食後の状態を観察しましょう。正常でしたらみぞおち辺りはへそ上部が膨れます。一方、胃下垂でしたらへそ辺りやその下の下腹部がポッコリと出ています。
胃下垂の自覚症状がないケースが多く、胃のレントゲンで胃下垂だとはじめてわかることもありますので、いちど食後にお腹周りを観察することをおすすめします。
胃下垂の症状
胃下垂は下腹部がポッコリするだけではなく、胃痛や胃もたれ、吐き気、ゲップ、食欲不振など不快な症状を引き起こします。さらにひどい状態になりますと、胃酸過多となり胃潰瘍など胃の病気の原因となります。
胃下垂となる原因
食生活
過度な食事など暴飲暴食によって消化吸収がきちんとされない状態で胃に食べたものが残ってしまい、重くなった胃が下がってしまいます。
ストレス
緊張など日々のストレスが重なることで胃の機能が低下し、消化吸収の機能も弱まってしまい、胃下垂となってしまいます。
腹筋の低下
腹筋の筋力が低下衰えますと、肋骨内にあるはずの内臓の位置が下に落ちてしまい、元に戻らなくなって胃下垂となります。また腹筋が弱いと猫背となり姿勢がわるくなることも胃下垂の原因となります。
胃下垂の治し方
食生活を改善する
暴飲暴食は消化吸収を妨げますので、1回あたりの食事の量を減らします。胃下垂になりますと胃の機能が弱まっていますので、消化吸収の良いものを摂るように心掛けましょう。
ストレス解消
リラックスできる時間を少しだけでもいいので、一日の中につくっていきましょう。最もリラックスできる就寝前にヨガやストレッチはストレス解消にとても効果的です。
腹筋を鍛えて正しい姿勢に
腹筋が弱くなると猫背になりやすくなり姿勢が悪くなります。腹筋運動はもちろん、ウォーキングなどの有酸素運動も腹筋強化に効果があります。運動は激しいものではなく、自分が出来るペースで習慣化することで続けていくことができますし、ストレス解消にもなりますので取り入れていきましょう。
胃下垂は見た目が悪くだけでなく、健康にも悪影響を及ぼしてしまいます。今回紹介しました胃下垂を治す方法を生活に取り入れて、ポッコリお腹の悩みを解消してください。
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