ワラビのアク抜き

春になりますとスーパーにわらびが並びますし、山菜取りに行かれた方からおすそ分けでいただくこともあるのではないでしょうか。

春の味覚であるわらびを美味しく食べたい!とおもっていても、アク抜きをきちんとしておかないと、わらび特有の渋みやえぐみが出てしまいますので、おいしいわらびを食べることができません。

でも、わらびのアク抜きは面倒だから・・・

心配ありません!わらびのアク抜きを簡単にできる方法があります。

重曹も使わずにわらびのアク抜きを簡単にできる方法を紹介しますので、ぜひおためしください。

わらびを重曹を使わずにアク抜きする方法

重曹を使わないで、わらびのアク抜きができますからガス代や時間も大幅に節約できます。

わらび アク抜き

1.ワラビの根本の固い部分を切り落とします。採れたてのわらびはとても固いので包丁よりキッチンばさみが切り落としやすいです。

2.流水でしっかり汚れをきれいに落とします。

3.ポリ袋を用意し、わらびを横向きに入れ水に浸し、ポリ袋の口をしっかりと結んで冷凍庫に凍らせます。

3.冷凍したわらびを取り出し流水で自然解凍する。

4.フライパンに水を入れます。水の量はわらび100グラム当たり375グラムです。わらび500グラムですと約2リットルの水を用意します。

沸騰したら解凍したわらびをフライパンに入れます。

5.再沸騰したら弱火で5分かけます

6.ザルの下にボールを置き、わらびをザルに上げて流水でよく洗います。水はしっかり取り換えます。

7.アクは3時間程度で抜けます。

アク抜きがきちんと出来ているかを確かめるには、わらびの切り口を確認します。切り口がドロっとネバネバしていればアク抜きは成功です。

わらびの食べ過ぎに注意

わらびは桜の散り始めの頃に地面から顔を出しますが、わらびの根茎に良質のデンプンが含まれ、それがわらび独特の香りと味になります。名前でわかりますように、わらび餅の素になります。しっかりとアク抜きをして下ごしらえをすれば、いろいろな料理に使えます。

わらび料理

この美味しいわらびですが食べ過ぎには注意しなくてはなりません。わらびにはビタミンを破壊する酵素や発がん性物質プタキロサイドという成分が含まれています。ですのでしっかりアク抜きすることが重要になりますし、1度の食事で大量に食べることは避けましょう。

このふたつのことを注意しておけば、さほど神経質になることはありませんので、ご安心ください。

春の風物詩のわらび料理を美味しくいただいてくださいね。