たけのこ

たけのこを使った料理ではなにが好きですか?わたしは特にたけのこご飯や煮物が大好きです。たけのこの香りと何とも言えないあの触感がたまりません。

そんな美味しいたけのこなんですが、スーパーに年中出回るような野菜ではなく旬の時期が限られていますよね?

大きなたけのこを買ってきても全部を使いきることができず、保存することもありますが、保存時にあの独特なにおいが気になったことはありませんか?

少し酸っぱいにおいが鼻につきますから、イヤなにおいがつかないで、たけのこを保存する方法がないか調べてみたのですが、とてもいい方法をみつけることができました!

そこでみなさんにも「たけのこの保存法」を紹介します。

たけのこを保存したときのにおいの原因

たけのこを保存したときにイヤなにおいの原因は灰汁抜きをしっかりと行わなかったからです。灰汁の物質となるチロシンはたけのこの旨み成分なのですが、腐敗するとにおいの原因となり、あの酸っぽいようなイヤなにおいを発生させます。

このにおいを防ぐには、たけのこをしっかりと湯がいて灰汁抜きをすることです。

灰汁抜きをしっかりしておかないと腐敗しやすくなりますし、さらににおいも酷くなってしまいます。

たけのこを保存するときは水に浸けて保存しますが、水を毎日取り換えれば2ヶ月はこの状態で保てます。しかし、しっかりと湯がいてなければ長い期間冷蔵庫での保存は困難で、水が濁ってしまい、においが発生します。ですので水を取り換えることが必要になりますので気をつけましょう。

たけのこの灰汁抜き

たけのこ アク抜き

たけのこの灰汁抜きで効果的なのは米ぬかです。米ぬかが入手できないときは、お米のとぎ汁で代用できます。お米のとぎ汁に含まれるデンプン質がたけのこのの灰汁を取り除く作用があります。無洗米しかないという場合でも、無洗米をひとつかみ分を鍋に入れて湯がけば、お米のとぎ汁と同じ効果があります。

湯がく時間は大きめのたけのこは40分ほど、小さめなら20分ほどです。湯がくときはたけのこの皮はすべて取り除きますが、採れたてや新しいたけのこでしたら皮は半分まで向いて、穂先の先端を切って湯がきましょう。湯がきが出来た目安は竹串でなど刺してスムーズに中まで入ればだいじょうぶです。

イヤなにおいを発生させないために最も重要なことは湯がき終わった後にあります。湯がいた汁を捨てずに、たけのこをそのままの状態で丸一日熱を冷まします。丸一日放置することで灰汁が中までしっかり取れて美味しいたけのこになります。

熱いうちにたけのこを取り出して冷水に浸してしまうと灰汁が残ってしまい、えぐみが出てしまうので、たけのこを美味しく食べられなくなりますし、においの原因になります。

丸一日経ちましたら、たけのこをきれいに洗ってから真水に入れて冷蔵庫に保存します。冷蔵庫に保存するときにたっぷりと水を入れておかなければ、傷みやすくにおいが激しくなってしまいますので注意しましょう。

水はできれば毎日もしくは2日に1度は取り換えましょう。たけのこが白く濁ってしまわないよう気をつけてください。

たけのこを冷蔵庫に保存するとき注意すること

たけのこ 保存

たけのこを冷蔵庫で保存するときは、蓋つきの容器かラップで密閉します。冷蔵庫が水っぽくなり他の食品に悪影響を与えることもあります。また雑菌防止のためにも密閉状態にしておきましょう。

たけのこを美味しくいただくためにも、しっかりと保存して食べたいときに美味しい状態で食べたいですよね。今回の紹介したたけのこの保存法をぜひ活用して、おいしいたけのこ料理を味わってください。