ホウセンカの育て方「種まきや苗植えの時期とコツは?」花言葉はこんな悲しいことだとは!

出典 http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/014/023/49/N000/000/011/134421351341713132592.jpg
ホウセンカは春撒きの一年草で夏に花を咲かせる、古くから日本人にとってなじみ深い花のひとつです。育て方も簡単な花ですので学校の教材にもなっていますから、小学校の花壇で育てたことがある方も多いのではないでしょうか。
ホウセンカは赤色の花を咲かせますが、近年は品種改良が進化し、白、ピンク、紫のものから赤や紫と白の絞り咲きのものなど、様々な彩りを楽しむことができるようになっています。
それではホウセンカの育て方と花言葉について紹介します。
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ホウセンカを育てる場所
ホウセンカは日当たりと適度な湿気がある環境を好みます。日当たりが良くなく乾燥した場所ですと茎が弱くなり、花数も少なく成長できなくなってしまいます。
ホウセンカを育てた場所でくり返し育てることは連作障害が起きてしまうので、土替えをする必要があります。
ホウセンカの種まき

出典 http://pds.exblog.jp/pds/1/201205/10/31/d0155731_2231133.jpg
ホウセンカは発芽適温は20度ですので、4月中旬から1ヶ月ほどの間が種まきに最適な時期となります。
1.育苗箱(底の浅い容器)に土を入れる
2.種を「すじまき」もしくは「ばらまき」する
3.土を浅くかぶせるようにして、種が流れないよう優しく水やりする
4.土が乾かないよう水やりを続け、5~10日で発芽した弱い芽を間引く
5.本葉がしっかり2~3枚になったら、鉢や地面に植え替える
ホウセンカの鉢植え 地植え

出典 http://chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html/kyo/SchoolCont/nagarahigashi/housenka/4.jpg
鉢植えは根付いた土は崩さないよう、土を入れた鉢に苗を植えつけます。根を傷つけないよう慎重に植え替えましょう。

出典 http://swa.komaki-aic.ed.jp/weblog/data/shinooka_e2/7/g/347392.jpg
地植えは苗よりも1回り大きな植え穴を前もって掘ってから植え付けます。鉢植えと同じく根付いた土は崩さないよう慎重に植え替えます。株同士の間隔は20~30cmほど空けて、植えつけ後は水をたっぷり与えましょう。
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ホウセンカの水やり
ホウセンカは乾燥が苦手で多湿を好みますので、水やりをこまめに行いましょう。水やりは春は毎日、真夏の猛暑の時期は1日3回です。
ホウセンカの剪定は必要?
ホウセンカは一年草なので植え替えの必要はありませんし、剪定も草花が乱れているとき以外は行う必要はありません。
ホウセンカの花言葉
「私に触れないで」「繊細」「じれったさ」という花言葉のホウセンカですが、その由来はギリシャ神話にあったのです。
王様から黄金のりんごを盗まれたと濡れ衣を着せられた女神が、身の潔白を証明するために身を削りますが、真犯人は見つからず哀れな最期を遂げてしまいます。これを哀れに思った花の精が女神をホウセンカに姿を変えたのです。
ホウセンカの熟した実はほんの少し触れただけで、はじけて種を飛ばしてしまうのは「私は何も盗んでいない、無実だ」という、女神の悔しさを表していると言います。
美しい花を咲かせるホウセンカですが、花言葉には女神の悲しみが込められているんですね。
花言葉の女神の悲劇におもいを馳せながら、ホウセンカの花を見ると、いろいろな感情が渦巻くかもしれませんね。
ホウセンカは簡単に育てることができますし、きれいな花を咲かせてくれますから、育ててみてはいかがですか?
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