つつじ 花言葉

桜が散り始め陽気がさらに暖かくなる時期に咲き始めるのが「つつじ」です。

つつじはピンクのものから鮮やかな赤、さらに紫や白い花を咲かせ、古来の日本から人々を魅了し楽しませています。つつじの歴史はとても古く、江戸時代の寛文から栽培が流行し、人々のなじみ深い花のひとつとなりました。

そんな歴史あるつつじですが、どんな花言葉があるのか知っていますか?調べてみましたら意外な意味が隠されていたのですが、そこで今回はつつじの花言葉とともに、つつじの育て方を紹介します。

つつじの花言葉

つつじにはどんなイメージを持っていますか?ピンクや赤い花を咲かせるつつじが印象深いのでしたら、「情熱」をイメージするかもしれませんね。

ですがつつじ共通の花言葉は
「自制心」「慎み」

その花言葉から「控え目な女性」をイメージせずにはいられないのですが、つつじは奥ゆかしい「大和撫子」の象徴なのかもしれませんね。

さらにつつじは花の色や種類によっても、それぞれ違った花言葉の意味を持っています。

つつじの色・種類別の花言葉の意味

つつじ 赤

赤い花を咲かせるつつじ
「恋の喜び」

赤は情熱の代名詞ですし、まぶしいまでの赤い花を一斉に咲かせる光景を思い浮かべますと、まさに「恋の喜び」にふさわしいですね。

つつじ 白

白い花を咲かせるつつじ
「初恋」

純白の花嫁が漂わせる乙女の可憐な様子が由来とされています。白無垢の花嫁が白い花を咲かせるつつじの中を歩く姿は絵になりますね。

山つつじ

山つつじ
「燃える想い」

山つつじは山野に自生し初夏に見ごろを迎えます。山つつじが花を咲かす姿は山を覆い尽くすように燃えるよう赤く咲き乱れ炎のようです。つつじのイメージが情熱だと思うのも、山つつじが心に深く残っているからかもしれませんね。

つつじの育て方

つつじは栽培方法は簡単で園芸初心者でもやさしく育てられる花です。乾燥に気をつけ、水はけの良い日当たりのいい場所に栽培しておけば、大きな手間が掛からずに、きれいな花を咲かせます。

つつじの育て方には地植えと鉢植えがあります。

地植え

地植えは一般的に庭や花壇で育てます。

つつじを植える場所で注意しなければならないのは、同じツツジ類の植物があった場所では育たず、花をきれいに咲かすことができません。

もし植え替えたいのでしたら、土を新たに入れ替えなければなりません。入れ替えでは緩効性の化学肥料を混ぜておくと、つつじを育てることができます。

地植えは鉢植えとは違い、真夏以外は水やりを毎日する必要がありません。

鉢植え

ベランダでつつじを育てたいなら鉢植えですが、きれいな花を咲かせるためには、水やりに注意しましょう。

つつじは乾燥に弱い花なので、乾燥する前に水やりをしっかりしなければいけません。真夏など水分の消費が激しいときは、根本に水苔を敷くなどして乾燥からしっかり守りましょう。

つつじの環境は、夏は半日陰、冬場は風が当たらない場所で育てます。

肥料

肥料は地植えと鉢植え共通で

花を咲かせた後に お礼肥
初夏、秋に 追肥
真冬に 寒肥

緩効性の化学肥料ですと効果が長く持続します

つつじの剪定

つつじは花芽をつけ前に剪定を行います。剪定する時期は5~6月です。

剪定で強く切り戻してしまうと花芽が出にくくなり、花を咲かせなくなることもありますので、3㎝くらいの長さに剪定しておきましょう。

剪定することで風通しが良くなり害虫も予防することができます。

梅雨明けと秋口の9月など乾燥する時期にはハダニが発生しやすくなります。4月~6月と9月~10月頃に殺虫剤を塗布することで、こちらも予防することができます。

つつじは古くから花を楽しみ愛でることを大切にしてきた日本人にとってなじみ深い花で、和歌や俳句の中にも登場します。つつじは鉢植えとして育てることもできますし、たいせつに育てれば毎年きれいな花を色彩やかに咲かせます。

そんな素敵なつつじを育ててみませんか?