ジブリ美術館 土星座

ジブリ美術館のある東京都三鷹市に多くのジブリファンが足を運んでいます。

井の頭公園内にあるジブリ美術館では開館して15年経つ現在でも土日や祝日にはチケットを入手しづらい高い人気が続いているんですよ!

ジブリ美術館のなかでも人気なのが、土星座という名前の映像展示室(ミニシアター)でのオリジナルの短編映画の上映です。

土星座で上映されるアニメはDVDやブルーレイで発売されていないので、まさにジブリ美術館に足を運ばなければ見られない大変貴重な短編映画です。

そこで今回はこの貴重なスタジオジブリが現在上映中の短編映画と、これから上映される短編映画の上映スケジュールを紹介します。

さらに子どもといっしょにジブリ美術館を3回訪れたことがある私が鑑賞した作品の感想も紹介しますので、ジブリ美術館に訪れる際の参考になさってください。

ジブリ美術館の短編映画2018年8月までの上映スケジュール

2018/1/3(水) ~ 1/31(水) 水グモもんもん(約15分)
2018/2/1(木) ~ 2/28(水) くじらとり(約16分) 2018/3/1(木) ~ 3/19(月) ちゅうずもう(約13分)
2018/3/21(水) ~ 8/31(金)(予定)毛虫のボロ(約14分)

水グモもんもん

水グモもんもん

こちらの作品はスタジオジブリの総帥とも言える宮崎駿が自ら原作・脚本・監督を手がけました。

宮崎駿さんはクモ好きということで、こどもたちにもクモ好きになってもらいたいという想いから作られたということです。

主人公の水グモもんもんが愛おしくなるほど可愛いらしく、アメンボの少女と恋愛模様に心が惹かれました。

セリフはほとんどないのですが、可愛いらしいキャラクターと水中に生きる静物としての躍動感に最後まで目が離せなかったです。

くじらとり

くじらとり

こちらは宮崎駿さんが学生時代に読んだ絵本『いやいやえん』が原作です。読んだときからアニメーションにしたかったということですが、数十年以上の時を経て短編映画として完成した、宮崎駿さんにとっても思い入れの強いアニメです。

15分の短い時間ながら、これだけ人の心を温めてくれるアニメに本当に感動しました。登場人物ひとりひとりを丁寧に描いていますし、気がつくと口元が緩んで最後までほのぼのとした気持ちで観ることが出来ました。

上映時間の15分があっという間に過ぎましたし、息子と娘も見終わったとき、とても素敵な笑顔をしていたので、そちらもとても嬉しかったです。

ちゅうずもう

ちゅうずもう

こちらの監督は山下明彦さんで、『崖の上のポニョ』や『借りぐらしのアリエッティ』、『コクリコ坂から』、『風立ちぬ』、『思い出のマーニー』に携わったアニメーターです。

宮崎駿さんは企画と脚本を手がけました。

ナレーションは阿川佐和子のやさしい声が耳に残りましたし、ほんわかとした色合いと登場人物が見ていてほっこりしますし、13分の上映時間の間、笑いが絶えることがありませんでした。

宮崎駿監督の最新作『毛虫のボロ』が3月21日から上映開始

毛虫のボロ

ジブリ美術館のみで上映されるオリジナル短編アニメーションとしては10本目なる『毛虫のボロ』は宮崎駿さんが監督を手がけましたので、待望の新作となりますね。

宮崎駿さんが長年暖めてきただけありまして、毛虫の世界を細部まで描いているということです。

主人公・毛虫のボロが斉唱する姿とともにユーモアを交えたエピソードが展開されます。

こちらの『毛虫のボロ』は3月21日からの公開となりますので、お早めにジブリ美術館を予約して、春休みにお子さんたちと一緒にみられることををおすすめします。