岐阜の憩いの場である岐阜公園のとなりにある禅林寺は、弘法大師がこの地に滞在したことが由来という歴史古く由緒深い寺院です。岐阜のあじさい寺は山県市の三光寺が有名ですが、禅林寺も地元の人たちから「あじさい寺」と呼ばれ、あじさいが見ごろの6月になりますと、境内に約1500株のあじさいが咲き誇り境内はあじさいに囲まれます。
それでは岐阜の禅林寺あじさいの見ごろと開花状況、禅林寺までのアクセス方法と駐車場情報を紹介します。
禅林寺あじさい見ごろ開花状況
禅林寺のあじさいは5月終わりから6月の始めにかけて咲き始め、6月上旬に五分咲きになり、八分咲きから満開となる6月中旬から6月下旬が見ごろとなります。
禅林寺あじさい見どころ楽しみ方
金華山の麓にある禅林寺の山門までは長く急な石段が続きます。石段を登りますと山門が目に入り、あじさいが咲き誇る細い参道をこちらも登るように歩いて行きます。
坂が続きますが、色とりどりの彩やかな花々を咲かせるあじさいを観ながら歩く山道は疲れを忘れてしまうほどの美しいあじさいの光景に目を離せなくなることでしょう。
参道は狭いので両脇に咲くあじさいが肩に触れながら歩きます。大輪のあじさいを咲かせる西洋アジサイや、小ぶりなのが可憐なガクアジサイなど、様々な表情や色合いを魅せてくれるあじさいを間近で楽しむことができます。
あじさいは土壌によって色合いが決まり、酸性が強いと青が濃くなり、アルカリ性ですと赤が濃くなります。禅林寺の土壌は酸性のようなので、爽やかなブルーや淡い紫のあじさいが観る人の心を和ませてくれます。
初夏の日差しの強い一日でも、あじさいに覆われた参道は日陰となりますので、涼しげな雰囲気のなかで美しいあじさいを楽しめるのがうれしいですね。
禅林寺は岐阜中心部のなかにひっそりとたたずむ寺院ですので、人出もそんなに多くありませんから、心静かにゆっくりとあじさいを楽しむことができます。
禅林寺 アクセス 駐車場
岐阜駅からバス「岐阜公園歴史博物館前」下車徒歩3分
車
岐阜東バイパス 国道156号線 経由 17分
駐車場
隣接の岐阜公園駐車場があります。
天気がよい日差しのなかのあじさいは美しいですが、雨上がりのあじさいは色合いをより鮮やかに彩りますので、その時々の天気で様々な花の姿や雰囲気を楽しめるのが、あじさいの醍醐味です。
あじさいが美しく咲き誇る季節に、間近であじさい観賞をお楽しみください。
