社会人となった新入社員の男性でしたら、ほとんどの方が毎日身につけることになるのがネクタイです。
いつもネクタイを着けていると食事をしているときにシミがついたり、職場などでタバコのヤニで汚れてしまいますし、シワにもなりますから、そのまま他っておかずに、きれいにする必要になります。でも、クリーニングにいつも出すのは費用が掛かってしまいます。
「自宅でネクタイを洗濯するのは難しいのでは?」と思っている方が多いかもしれませんが、コツを抑えれば自宅でネクタイを洗濯することはできますよ。
それでは自宅でのネクタイの洗濯の仕方とアイロンの掛け方を説明します。
ネクタイは洗濯機で洗ってはいけない!
ネクタイの生地はとてもデリケートで、シワにはなりにくいのですが、水を含むと非常に伸びやすくなり型崩れしてしまいます。
いちどヨレヨレに型崩れしてしまったネクタイは元に戻すことができなくなりますので、洗濯機での洗濯は絶対に避けましょう。
自宅で洗えるネクタイの素材と洗えないネクタイの素材
素材がポリエステルや厚めの生地、プリントされた生地のネクタイでしたら自宅で洗うことができます。
シワ加工やエンボス加工、刺繍化されたネクタイは自宅で洗うのは難しいのでクリーニングに出しましょう
また素材がシルクのネクタイは水が付いただけで色落ちしやすく、縮みやシワも出やすいデリケートな素材なので、手洗いでも自宅で洗うのは避けましょう。
自宅でネクタイを洗濯する方法
ネクタイの洗濯で使用する洗剤は、固形の洗剤では溶けにくいので液体洗剤を使います。
ネクタイを入れる洗濯ネットも用意します。
1.シミ汚れのある部分を手揉みしながら洗剤を塗る
2.シミ汚れが強いところはコットンなどの綿素材に水を含ませパッティングする
4.洗濯ネットにネクタイを3つに畳んで入れる
5.たらいや洗面器にネクタイを5~10分浸す
6.ネクタイをネットに入れたまますすぎ、絞らないでタオルドライする
7.ネットから取り出しハンガーに半日から1日吊るし陰干しする
洗濯したネクタイを折り目を合わせて形をきちんと整えてから吊せば、シワになりにくくなります。
仕上げにアイロン
ネクタイが乾いたらアイロン掛けをしてきれいな状態に仕上げます。
アイロンの設定温度は150~160度でスチームを使います。
当て布をして裏から1㎝以上浮かせてスチームを掛けていきます。シワがあるところは一瞬だけアイロンを当てる感触で丁寧に伸ばしていきます。表も当て布をしてスチームでアイロン掛けをします。シワが取れ、生地に艶がよみがえったネクタイとなります。
ネクタイはクリーニングに出さなくとも、コツをつかめば自宅で洗濯することがかんたんにできます。きれいでシワのない美しいシルエットのネクタイを着けるとビシッと引き締まりますよね。
ぜひ自宅でのネクタイ洗濯をやってみてください。