卒業式では卒業する生徒が、今までお世話になった先生方や、大事に見守り育ててくれた両親への感謝の気持ちを込めて合唱曲を歌うのが卒業ソングです。時代によって人気の卒業ソングは変わっていきますが、どんな卒業ソングを思い浮かべるでしょうか?
卒業という人生のたいせつなワンシーンとして、いつまでも記憶に残る卒業ソングです。2016年現在の人気の泣ける卒業ソングを紹介します。すばらしい卒業ソングに出会えるといいですね。
卒業ソング泣ける合唱曲
手紙 拝啓 十五の君へ
アンジェラアキは弾き語りで歌いますが、合唱コンクールの課題曲になり授業で歌われることが多く、『十五の君へ』というタイトルがあるように、中学式の卒業式で最も歌われる卒業ソングです。15歳という悩み多き世代の切なる気持ちを代弁した歌詞が、卒業式に合唱する卒業生の心に深く響きますし、後に「手紙」聞いたときには、15歳のときの自分を思い出されることでしょう。まさに中学生の卒業ソングにぴったりの定番です。
3月9日
レミオロメンのメンバー3人共通の友人の結婚式のために作られた曲です。沢尻エリカ主演ドラマ「1リットルの涙」最終回で『3月9日』を合唱したことから卒業ソングで歌われる合唱曲の定番となりました。切ないメロディーに乗せて未来への希望を歌った歌詞が、あらたな道へと歩んでいく卒業生に勇気と力を与え、クラスメイトと過ごした学生生活の楽しいおもいでが目に浮かぶことでしょう。希望とおもいでを思い起こさせる名曲です。
YELL
『手紙』とおなじく全国学校音楽コンクールでも中学生の部の課題曲に選ばれ、中学校の授業で広く歌われている合唱曲です。歌詞の内容は友人との別れを歌っていますが、別れは悲しいだけではなく、未来への新たなるスタートを感じさせ、いきものがかり吉岡聖恵のボーカルが心にしみわたり、卒業式という旅立ちの舞台にふさわしい応援歌です。
旅立ちの日に
今回紹介する卒業ソングの中で唯一シンガーではなく、埼玉県の中学校教員が創作した合唱曲です。1991年の曲ですので40代以上はほとんど知らない方ばかりですが、『『仰げば尊し』や『贈る言葉』など定番だった卒業ソングに代わり、全国の小中高の卒業式で最も広く歌われている卒業ソングとなっています。未来へと旅立つ卒業生へ、これからも歌い継がれるでしょう。
桜
『桜』とタイトルのついた名曲はたくさんありますが、こちらはコブクロです。切なさと散りゆく儚くも美しい桜にイメージを託した歌詞とコブクロのハーモニーは、まさに卒業式で歌われるために創られたのではと思わずにはいられない名曲です。幅広い世代からの支持がありますので、コブクロの「桜」を聴くたびに卒業式のことを思い出す方が、さらに増えていくでしょう。
おもいでに残る卒業ソング
人気の卒業ソングはどれも心にいつまでも残るすばらしい曲ばかりですね。卒業式では卒業生のだれもが学校での日々の思い出に浸り、卒業してから進む新たなる未来に希望と不安を抱きながら歌う卒業ソングになる合唱曲は、月日が流れてからも卒業式でのことがいつまでも心に残ります。そして、思い出すたびに勇気と力を与えてくれます。卒業ソングは別れの悲しみではなく、未来の希望を与えてくれることでしょう。
そんなすばらしい卒業ソングに出会える卒業式になることを、心から願っています。