真鶴貴船まつり

神奈川県真鶴町の貴船神社で毎年7月に開催される貴船まつりでは、人口わずか8500ほどの真鶴の街が熱く盛り上がります。

350年以上の歴史がある日本三大船祭りのひとつで、海の男である漁師たちによる真夏のお祭りでは熱気のほとばしりが伝わる、勇壮かつ華麗なるひとときが、お祭り期間中に繰り広げられます。

それでは真鶴・貴船まつりの日程と見どころなど、貴船まつりを楽しむための情報をお伝えします。

真鶴・貴船まつりの2016日程

・開催日
7月27日(水) 7月28日(木)
・開催時間
7月27日(水):10時~
7月28日(木):8時30分~

真鶴・貴船まつりの見どころ

海上渡御

貴船まつり 海上渡御

海での安全を祈願する神輿が舟で渡ります。神輿の乗せた神輿船に寄り添うように渡る船は、櫂伝馬(かいでんま)、小早船(こばやぶね)、囃子船(はやしぶね)です。先頭を走る役割を担う櫂伝馬で、その後ろに続く小早船の船体には色鮮やかな極彩色の彫刻が匠の技で施され、華やか花飾りや吹き流しで豪華絢爛に彩られ、観る人の心を楽しませる貴船まつり名物です。

最後尾の神輿船の両側に囃子船が並び、笛や太鼓でお囃子を演奏しお祭りの雰囲気をさらに盛り上げ、船が進んでいきます。

1日目の海上渡御は貴船神社から御仮屋まで昼に行われます。翌日は御仮屋から貴船神社に戻ってくるのは夜になり、小早船や囃子船には提灯の灯りが点され、昼とはまた違った幽玄な雰囲気を漂わせるのが醍醐味となります。さらに花火も打ち上げられますので、一時も目が離せない光景が続きます。

真鶴 貴船まつり 花火

そして貴船まつり最大のクライマックス、約50人の氏子の厄年の男たちによって、船から下ろされ神輿を担ぎ、真鶴港を見下ろす高台にある貴船神社境内へ続く108段の参道の石段を一気に駆け上がります。

海の男たちの勇壮な姿を目の当たりにすると自ずと感動が沸き立つことでしょう。

花火

2日目の夜の海上渡御では花火が打ち上げられます。

時間:19時40分~20時10分(変更の場合あり)
※雨天決行

交通規制:東宿中バス停~日産マリーナまで通行止め(2015年の規制で今年は変更の場合あり)

真鶴貴船まつり アクセス

電車

JR真鶴駅 徒歩約20分

バス

JR真鶴駅から「神社前」下車

小田原厚木道路(国道271号)石橋IC 約20分

駐車場


貴船神社駐車場の収容台数は少なく、お祭り期間中に臨時駐車場は設けられませんので、舞鶴駅周辺の駐車場を利用するか、公共交通機関を利用しましょう。

2日目の花火の時間帯がピークとなりますので、早い時間帯の現地までの移動をおすすめします。

真鶴貴船まつりでは海の男たちの熱くて勇壮な姿と、豪華絢爛で華やかな小早船と花火の対称的な光景が、お祭りのムードを高め楽しませてくれます。

真夏の真鶴貴船まつりをぜひお楽しみください。