博多祇園山笠 追い山

博多祇園山笠は櫛田神社(くしだじんじゃ)の奉納祭ですが、このお祭りで最大の見どころとなるのが山笠です。この山笠は職人の手作りによるもので、そのサイズとスケールは驚愕するほどで、神輿の飾りは巨大な武将の飾りなどが色とりどりに豪華絢爛な雰囲気を醸し出します。

勇ましいふんどし姿の舁き手たちが「オイサーオイサ!」という威勢よい掛け声が周囲に響き渡り、博多祇園山笠は最大のクライマックスを迎えます。

それでは2016年の博多祇園山笠「追い山」の日程とコースなどを紹介しますので、お祭り前に参考にしてください。

追い山の見どころ楽しみ方

博多祇園山笠の最大のクライマックス追い山は最終日7月15日(金)未明の午前4時59分から開始です。

7つの山笠が櫛田神社前に集い、合図とともに一番山が櫛田入りします。

櫛田入り

櫛田入りは全長112mの舁き出しから境内を出るまでの距離を、舁き手が走りながら次々に交代し、速いタイムが出ますと観客から大歓声がおき、一方では遅いとため息が出るほど観客は櫛田入りの一挙一動に釘付けとなります。

清道旗が廻りますと「祝い唄」をひとつの山笠が代表して披露し、博多の街に山笠が駆けだしていきます。ひとつの山笠がスタートすると、5分間隔で残りの山笠がスタートしていきます。

そして全長5kmのコースをどれだけ速く舁き廻すかタイムが競われ、熾烈な闘いが続きます。

追い山ならし見どころ楽しみ方

追い山ならし

追い山の予行練習ともいうべき追い山ならしが本番15日をまえに7月12日(火)に行われます。追い山よりも短い1kmのコースでタイムが競われ、本番さながらな熱い闘いが繰り広げられます。

追い山は早朝に行われますが、追い山ならしは15時59分から開始の日中に行われますので、本番の追い山に負けないほどの観客が集い盛り上がりを見せます。

追い山 追い山ならしのコース・スケジュール


追い山ならし:7月12日(火)15時59分

追い山:7月15日(金)4時59分

「櫛田入り」を観るには事前に桟敷券を入手することが条件なのですが、桟敷券はプラチナチケットとなるため開始15分以内で完売となってしまいます。

そこで櫛田入り以外で見ごたえのあるスポットで、無料で観られるスポットを紹介します。

東長寺前
走る飾り山として人気の「上川端通の山笠」が廻るポイントです
承天寺前
東長寺前と同じく勇ましい勢いで廻る山笠の勇姿を間近で見ることができます。
東町筋
道幅が4mほどと狭く、舁手たちが走り抜けるとき息づかいが感じられるほどの迫力を体感できます。
西街筋
町筋よりもさらに道幅が狭く迫力満天ですが、舁き手と観客との接触事故がよく起きますので、ご注意ください。
須崎町
ゴールとなる廻り止めがありますので、ゴール直前の鬼気迫るラストスパートを間近で観られますし、感動のゴールを観たい方にはおすすめです。

夏の博多がさらに熱気で燃え上がる博多祇園山笠の追い山ですから、熱い一日になることまちがいありません。ぜひ夏の思い出となる時間を博多の街で楽しんでください。