父の日

2016年の父の日は6月19日ですが、母の日と比べますとどうしても地味な印象があります。母の日が先に5月の第二日曜日にありますし、それから時経たず1ヶ月ほどで父の日を迎えますから、どうしても忘れがちになってしまうかもしれませんが、母の日同様、日頃の感謝の気持ちを贈る大切な一日です。

そんな父の日ですが、その由来となぜ6月にあるのか知っていますか?調べてみたのですが、そこには意外な理由や心温まる家族の物語がありました。

それでは父の日の由来について説明します。

父の日の由来

南北戦争

父の日の発祥の地はアメリカです。1860年代に南北戦争がアメリカで起こり、国を二分する激しい戦闘が繰り広げられました。その時代にワシントン州に住むドット婦人が幼いときに、父ウィリアムが徴集され戦地に赴き、残された母親が女手ひとつで6人の子を育て一家を守りました。

終戦後ウィリアムは無地に帰還を果たしましたが、程なく戦時中の疲労が原因で母親が亡くなってしまいました。それからウィリアムは再婚することもなく男手ひとつで6人のこどもたちを育て上げました。そしてこどもたちの成長を見届けると、それを待っていたかのように、その生涯を終えたのです。

ウィリアムのこどもたちの末っ子であるドット婦人が、父親への感謝の気持ちを残すため、母の日のように、父親を感謝する日を作る運動を始めました。その運動の甲斐があって、1916年に第28代大統領ウィルソンが父の日の式典で演説を行ったことがきっかけとなり、父の日が国内に広く知れ渡りました。

アメリカで正式に父の日が国の記念日となったのは1972年です。母の日は1914年に5月第二日曜日が認定されていますので、60年近い歴史の差があるのも、父の日の印象が薄くなる理由かもしれませんね。

父の日が6月であるのはなぜ?

アメリカで第36代大統領が、アメリカで定着していた父の日を正式に国の記念日と告知し、父の日が6月第3日曜日と定められました。

日本ではアメリカで記念日と定められる前の1950年頃にアメリカから伝わり、徐々に知れ渡るようになり、現在の父の日となりました。

日本では父の日が最初の頃はあまり知れ渡らず、認知度は低かったですが、商業利用する企業の思惑もあり、イベント開催などで徐々に知れ渡り、父の日が定着し現在に至ります。

父の日 メッセージ

父の日の由来を紹介しましたが、家族のために毎日がんばってくれているお父さんですから、日頃の感謝の気持ちを込めて、父の日にプレゼントとメッセージを贈ってあげてくださいね。