根尾谷淡墨桜は岐阜県本巣市にある一本桜で高さ約16m幹周り約10メートルを誇り、国の天然記念物に指定されています。その樹齢は1500年を超え、厳しい冬を幾度となく乗り越え今なお根をしっかり降ろし荘厳に生き続けている淡墨桜を観るために、春の訪れとともに桜の季節になるとたくさんの人々が押し寄せます。淡墨桜は「日本五大桜」「三大巨桜」にも並び称され、日本の桜の中でも一二を争う桜の名木です。
そんな淡墨桜について開花見ごろ時期やアクセス混雑情報を紹介します。
淡墨桜の開花・見ごろ
例年ですと淡墨桜の開花は4月初旬、満開は4月上旬です。見ごろは4月上旬から4月中旬になります。暖冬の年ですと開花が早まりますので、開花状況をお花見前にご確認ください。
根尾谷淡墨桜の見どころは?
全国各地に一本桜が有名な桜の名所が数ありますが、根尾谷淡墨桜までの大木を観られる場所はほとんどありません。淡墨桜の名前の由来になっている特徴がありまして、開花してから様々な色の「桜の花」を咲かせます。つぼみは薄いピンク、満開になると白、散り始めると薄墨色になります。桜の見ごろは一年のうちで時間はわずかなものですが、そのわずかな時間のあいだに様々なうつくしい桜を魅せてくれるのが淡墨桜なのです。
この淡墨桜を間近で観れば、言葉ではなく無心となり立ちすくんでしまう美しさを感じることでしょう。
淡墨桜のライトアップ
淡墨桜が開花しますと、その期間に合わせてライトアップが実施されます。ライトアップ期間は約1ヶ月で、時間は午後18時40分から午後21時まで夜桜を楽しむことができます(変更の場合あり)。ライトアップが終わり消灯後も淡墨公園への立ち入りは24時間無料です。
夜桜では昼間とはまた違った姿を魅せ、花の白さ際立ちより幻想的な美しさを漂わせます。淡墨桜の美しさに圧倒されることでしょう。
根尾谷淡墨桜 アクセス 駐車場
電車
樽見鉄道・樽見駅を下車 徒歩約15分
車
名神高速道路・岐阜羽島IC下車 国道21号・157号を経由 約1時間20分。
東海環状自動車道・大垣西IC下車 国道157号を経由 約1時間20分。
駐車場
収容台数700
桜の開花時期のみ有料で普通車は500円
淡墨桜お花見シーズンの混雑状況
淡墨桜の見ごろ時期は多くの見物客が押し寄せますので渋滞はこの時期の名物になるほど大渋滞します。特に国道157号では見ごろ時期の昼間は数キロ渋滞、午前中でも500m以上の渋滞となり、淡墨桜までの道路は一本道なので、所要時間は通常の2~3倍の時間が掛かります。余裕を持っての計画を事前に立てましょう。
車は大渋滞しますので電車の利用をお勧めします。樽見鉄道は大垣駅と樽見駅の約34.5kmを結ぶローカル線で、お花見シーズンは臨時便が増発されますし、車窓からの桜と美しい風景を楽しめます。
淡墨桜を観るにはあまり交通の便がよくなく、多くの人が押し寄せますので、渋滞や混雑を避けたいのでしたら、早朝のお出かけや樽見鉄道を利用しましょう。
樹齢1500年の淡墨桜を心ゆくまでお楽しみください。