仁和寺 桜

仁和寺は歴史深い京都の中でも代表する古寺のひとつで桜の名所しても名を知られています。徒然草に登場する「仁和寺にある法師」が有名ですが、仁和寺にはソメイヨシノがありますので、京都に桜の季節になりますと、寺内にきれいな桜の花を咲かせます。その桜の数は全部で約550本。

京都の桜が散り始めたときに、ふたたび仁和寺にはたくさんのお花見客が訪れます。それは仁和寺に咲く御室桜を目当てなのですが、今回は仁和寺の御室桜の開花、見ごろなどの紹介をいたします。

仁和寺の御室桜

仁和寺 御室桜

御室桜(おむろざくら)はソメイヨシノが散り始める頃に開花する遅咲きの桜です。仁和寺のソメイヨシノの見ごろは例年4月上旬から中旬です。

遅咲きの御室桜は開花が4月上旬満開が4月中旬見ごろが4月上旬から中旬になります。

御室桜は遅咲きの他にも特徴がありまして、それは背丈が短く2から3mしかありません。仁和寺は粘土質の土壌なので深く根が張れないので成長しても高くならないのです。そのため下から見上げるように目の前で桜を観られますので、桜のうつくしさをさらに実感できます。

また御室桜は他の桜よりも花びらが厚いことから「お多福桜」とも呼ばれます。

仁和寺で宴会や夜桜はできるの?

仁和寺では平成23年から桜の下での宴会やお食事ができなくなりました。これは御室桜の保護のためで、合わせて茶店もなくなり、飲食も不可になりました。但し現在でも桜園以外での飲食は可能です。

仁和寺ではライトアップも実施されませんので夜桜鑑賞はできません。

仁和寺の拝観料は通常は無料ですが、桜の開花時期は伽羅入山料大人500円小中学生200円が必要となりますので、お忘れないようにご注意ください。

仁和寺 アクセス 駐車場

電車

JR・京都駅下車
市バス26号系統乗車「御室仁和寺」下車

京福電鉄北野線「御室仁和寺駅」下車 徒歩約3分

京都南IC下車 約40分
京都東IC下車 約40分

駐車場


普通車100台 バス12台

桜満開の時期には大変混み合い周辺も渋滞しますので入庫が困難となります。周辺にはコインパーキングなど有料駐車場もほとんどありませんので、公共交通機関を利用しましょう。

仁和寺は世界遺産にも指定され海外からの観光客もたくさん訪れます。皇室と所縁深く別名「御室御所」とも呼ばれていました。遅咲きの桜ですので「桜を見逃してお花見できなかった!」ということでも、仁和寺でしたらうつくしい桜を観られることが出来ます。

重なり合うようにして美しい花を咲かせる御室桜をお楽しみください。