尾張津島天王祭

尾張津島天王祭(おわりつしまてんのうまつり)は600年あまりの歴史を誇り室末時代から続く、国の重要無形民族文化財にも指定された疫病・厄難除けを祈願する川祭りです。

大阪「天満天神祭」と広島「厳島神社の管弦祭」と並ぶ日本の三大川祭りの一つに名を並べ、宵祭には全国各地から毎年多くの見物客が訪れる夏の風物詩です。

それでは尾張津島天王祭に日程と見どころ、アクセスや駐車場情報を紹介します。

尾張津島天王祭2016日程

宵祭 7月23日(土) 18時

19時30分と20時30分に水上花火、20時と20時45分に打上げ花火があります(時間に変更の場合あり)

朝祭 7月24日(日) 8時40分

尾張津島天王祭の見どころ

宵祭では巻藁(まきわら)舟の二隻を繋いだ中心に立てた真柱に一年の月数と同じ数の12個の提灯をつけ、さらに一年の日数である365個の提灯がつけられた巻藁舟5隻が天王川を渡ります。

巻藁舟に飾り立てられた提灯の明かりが川面に映り込み揺らぐ様は幻想的で、楽を奏でながら天王川を渡る光景はまさに神秘的な雰囲気を漂わせます。

津島天王祭 花火

宵祭では水上花火と打ち上花火が打ち上げられますので、提灯が灯る巻藁舟と川面を背景に豪華絢爛な花火がさらに宵祭のムードを盛り上げます。

宵祭翌日の朝祭では、能人形が飾られた華やかな車楽船から10人の若者が布鉾を持ち、漕ぎ進む途中に天王川に飛び込み津島神社に通じる岸まで泳ぎ、岸から神社まで走って神前に布鉾を奉納します。奉納の任務を背負った若者たちの泳ぎ走る勇壮な姿に目を奪われることでしょう。

尾張津島天王祭 朝祭

尾張津島天王祭 アクセス

会場周辺地図

電車

名鉄・津島駅 徒歩約20分

東名阪自動車道・弥富ICを下車 国道155線経由 約15分
東海北陸道・一宮西ICを下車 国道155線経由 約15分

尾張津島天王祭 駐車場

尾張津島天王祭期間中は津島市内の会場周辺に臨時駐車場が10ヶ所設けられます。会場の天王川公園から近い駐車場は以下の駐車場です

西小学校
南小学校
グリーンセンター

会場の天王川公園周辺で車両交通規制が実施され車の乗り入れ禁止の道路がありますので、お気をつけください。宵祭には多く人が訪れ大変混雑しますし、渋滞も発生しますので、早い時間帯に現地までの移動をするか、公共交通機関を利用しましょう。

夏の一夜に幻想的な世界を体験できるのが尾張津島天王祭の醍醐味となります。室町時代から続く織田信長や豊臣秀吉にも愛された、歴史ある厳かで神秘的な川祭りをぜひ現地でお楽しみください。