胃カメラ

胃カメラは受ける前日から準備が必要となりますが、最も気をつけなければいけないのが食事制限です。胃カメラは胃の中をくまなく検査するのが目的ですが、もし前日食べたものが消化しきれず胃の中に残っていたら、正確な検査ができなくなってしまいます。

そこで今回は胃カメラ前日の食事について注意すべきことを紹介します。

胃カメラを受ける前日の食事についての注意点

前日に注意しておかなければ、いざ検査を受けようとしても受けられないことになるかもしれませんので、しっかり確認しておきましょう。

食事の時間

検査を受ける時間にもよるのですが、基本的に前日の21時までに食事を済ませておきましょう。胃の中に消化できない物が嘔吐反射となって出てきてしまったら、カメラを遮ってしまい正しい検査ができなくなるので、胃カメラ検査を受けることができません。

当日に検査できなくなることを避けるために、前日の食事では肉類や油っぽいものを避けて、消化吸収が良い食事を摂るようにしましょう。

胃カメラ

水分とアルコール

水分補給は前日21時以降でも大丈夫です。ただしコーヒーや紅茶はダメですし、飲み過ぎてはいけません。喉を潤わす程度の水分補給を心掛けましょう。

水分でもアルコールは厳禁ですアルコールは胃を荒らす原因となりますし、21時以降は食事制限がありますので、普段よりも胃が荒れやい状態になっていますので、飲酒は絶対にしてはいけません。

たばこ

たばこは食事や水分とは違うから大丈夫だと思われる方もいるかもしれませんが、たばこは胃に大きな影響を与えます。たばこを吸うと血管が収縮し、胃の血管も狭くなり血行不良となり、胃に酸素不足を引き起こします。

胃カメラ検査ではどれだけ酸素を多く取り込めるかが、正確な検査結果を出すために重要なこととなります。ですので前日と当日の喫煙は避けましょう。

胃カメラ後の食事

胃カメラ検査が終わっても安心しないで、すぐに食事をしてはいけません。胃に負担をかけないために麻酔の効き目が切れてから食事を摂るようにしましょう。また検査時に打たれる喉の麻酔がまだ切れたない場合は、喉に食事を詰まらせやすくなっていますので、注意が必要です。

検査終了から1時間ほどして水を飲んでみて、むせるようなことがなければ、食事をしても大丈夫です。

胃カメラ検査は麻酔の影響は少ないですが、不快感を伴いますので、自宅から病院までの移動が心配でしたら、無理をすることなく公共交通機関を利用しましょう。

ナース

胃カメラを受けるのですから、正確な審査結果が出るよう、前日から準備を万全にしておきましょう。胃カメラは以前のように苦しくない工夫が施されていますので、当日はリラックスして検査を受けてください。