三社祭

浅草神社の例大祭「三社祭」は東京の初夏を告げる風物詩で、毎年約150万人もの人々が訪れる東京屈指の人気のお祭りです。激しい神輿の練り歩きが名物で、威勢のいいかけ声で神輿を担ぐ江戸っ子を観ていると「これぞ日本のお祭り」だと感じずにはいられませんし、外国人観光客の見物が多く、よりお祭りを華やかに盛りたてます。

今回は三社祭を楽しむために2016年のの日程や見どころなどを紹介します。

三社祭2016年 日程

今年の日程は変更され例年より1週間早くなりました。

5月13日(金)から5月15日(日)

三社祭の見どころ楽しみ方

・5月12日(木)
本社神輿神霊入れの儀
三社祭の前日に行われるのが「本社神輿神霊入れの儀」です。

三社祭の始まりを告げる神事です。浅草神社本殿から本社の神輿へ御神霊(おみたま)を移す儀式が始まると浅草の街全体が一気にお祭りムードが広がります。

・5月13日(金)
大行列

三社祭 大行列

お祭り最初の行事となるが「大行列」。お囃子屋台・鳶頭木遣り(とびがしらきやり)・びんざさら舞・白鷺の舞(しらさぎのまい)などが浅草の街を練り歩きます。華やかな衣装で行列が続きますのでお祭りをさらに盛り上げます。

びんざさら舞奉納

びんざさら舞奉納

五穀豊穣、商売繁盛、子孫繁栄を祈念し拝殿と神楽殿で「びんざさら舞」の奉納されます。この「びんざさら舞」は国の無形文化財に指定されており、三社祭でしか見られない貴重な舞となります。

各町神輿神霊入れの儀(かくちょうみこしみたまいれのぎ)
それぞれの町会が所蔵する御輿に御神霊(おみたま)をお移しする儀式を経て、浅草の街に御輿が登場します。

・5月14日(土)
町内神輿連合渡御(ちょうないみこしれんごうとぎょ)

町内神輿連合渡御

100もの御輿が浅草寺に集結し威勢よいかけ声とともに浅草の街を練り歩きます。御輿が集結するイベントを見るために浅草寺には多くの人で埋め尽くされます。

5月15日(日)
本社神輿各町渡御(ほんしゃみこしかくちょうとぎょ)

本社神輿各町渡御

三社祭の最も盛り上がるのが最終日の本社神輿各町渡御です。早朝6時から本社神輿三基が浅草の街を練り歩きます。神輿を浅草神社から出す「宮出し」で一斉に御輿が持ち上げられると、法被姿の担ぎ手が威勢よく練り歩く迫力は壮観です。

お祭り広場
三社祭期間中はは雷門通りから馬道通りが交通規制され「お祭り広場」が設けられます。

最終日には数多くの神輿が「お祭り広場」に集結して、お祭りが最高潮となります。

本社神輿御霊返しの儀(ほんしゃみこしみたまがえしのぎ)
本社神輿三基の宮入り後に、神輿から本社へ御神霊(おみたま)をお移しする儀式で三社祭すべてが終了となります。

浅草神社へ電車でのアクセス

地下鉄/東京メトロ銀座線・浅草駅 徒歩約7分
地下鉄/都営地下鉄浅草線・浅草駅 徒歩約7分
東武線・浅草駅 徒歩約7分
つくばエクスプレス・浅草駅 徒歩約10分

三社祭期間中は浅草駅出入り口はたいへん混み合いますので、時間に余裕を持っての計画を立てることをおすすめします。

2016年の三社祭は日程変更がありましたが、祭りの内容はいつもと変わりはありません。御輿を担いで威勢よく練り歩く光景はまさにお江戸のお祭りです。浅草の街の雰囲気がさらにお祭りを盛り上げます。三社祭を存分に楽しんでください。