造幣局 桜

大阪造幣局の「桜の通り抜け」は毎年4月中旬になると必ずニュースで流れる春の風物詩となっています。わずか一週間しか開放されない全長560メートルと距離が短い通り抜け通路の桜を見るために、毎年60万人以上の見物客が訪れます。

今回は造幣局の桜の通り抜けの期間や所有時間について、さらに混雑を避けて造幣局の桜を楽しめる裏ワザを紹介します。

造幣局 桜の通り抜け

大阪造幣局の以前は江戸時代に建てられた津藩・藤堂家の屋敷でした。屋敷には多くの桜が植樹され造幣局が受けつぎ、この桜を観たいという声が多数寄せられたことで、明治16年から一般開放されました。通り抜け通路は全長560メートルしかありませんが、約350本もの桜が所狭しと並び美しい満開の桜の花を咲かせる姿はまさに絶景です。

2016年の通り抜け期間

2016年の通り抜け期間は3月中旬に発表されます。毎年開花に合わせて4月中旬の7日間の開催となりますので、発表されましたら当記事でお知らせします。

通り抜けの所有時間

造幣局 桜の通り抜け

通り抜けの通路は造幣局南門から北門の560メートルです。一方通行ですので天満橋駅を下車し、天満橋側から造幣局の南口に進みます。

所要時間ですが、全長560メートルですので普通に歩けば15分くらいになりますが、毎年60万人以上訪れますので大変混み合います。一方通行で人の流れに合わせて動かなければ行けませんので、所有時間は混雑状況によって大きく変わります。ですので造幣局の桜を楽しむために余裕を持った計画を立てることをおすすめします。

桜の通り抜けの混雑を避ける裏ワザ

造幣局の桜を混雑を避けてゆっくり楽しむには裏ワザになりますが以下の方法があります。

工場見学

桜の通り抜け期間が始まる数日前もしくは通り抜け期間後数日に大阪造幣局の工場見学を申し込みます。

工場見学後に造幣局内を散策できますので、そのときには見学客しかいませんから、ゆっくりと桜を楽しむことができます。

工場見学時間
午前9時・10時・10時30分の3回
午後1時・1時30分・2時30分の3回
所要時間:約1時間30分

博物館見学

もうひとつ裏ワザが造幣博物館見学です。工場見学は予約が必要ですが博物館見学は予約不要でさらに無料です。

造幣博物館は造幣局内にあり入館する際は桜の通り抜けを歩くことになります。通り抜けの距離は約3分の1になってしまいますが、それでも桜を満喫することが出来ます。

造幣博物館見学で注意すべきことは、博物館の開館は平日のみで、通り抜け期間中と通り抜け初日の前日が休館となります。

博物館見学時間
午前9時から午後4時45分

通り抜け期間の人混みの中でのお花見ではなく、ゆっくりとお花見したい方はこの裏ワザをおすすめします。

造幣局の桜は約132品種もあります。日本の桜は300種類以上あり桜の名所は全国各地にありますが、いちどに100種類以上もの桜を観られるのは大阪造幣局の桜の通り抜け期間のわずか7日間だけです。今まで目にすることもなかった桜もありますし、通り抜けの桜は遅咲きのものが多いので、ソメイヨシノは散っている可能性が高いですから、ソメイヨシノ以外の美しい桜を見つけられますよ。