おはぎ

春と秋のお彼岸には、おはぎをお供えするのが風習ですが、おはぎは和菓子屋さんで用意したものをお供えしている方が多いのではないでしょうか。

実は自宅の炊飯器を使って簡単に手作りで、おいしいおはぎをつくることができるんですよ!お彼岸の季節になりますと毎年おはぎを手作りしています。簡単に手作りおはぎをつくることができますので、おはぎを作るのは楽しいですよ。

お家でいつも使っている炊飯器で簡単においしく作れてしまう「おはぎのレシピ」を紹介しますので、ぜひお試しください。

手作りおはぎレシピ

紹介するのは小ぶりのおはぎ16個分のレシピです。

・材料
餅米とうるち米(市販米でもOK) 2合(300~320グラム)
※餅米とうるち米の割合は7:3
粒あん 700~800グラム
塩 小さじ1/3

・道具
すりこぎ
ガーゼ(ラップでも代用可)

はじめにまず取りかかるのは、餅米とうるち米を別々ではなく一緒に研ぎます。そうすることで、おはぎが冷めたときに硬くなることを防ぐことが出来ますので、餅米とうるち米を合わせて研ぎましょう。

お米研ぎ

研いだ餅米とうるち米を炊飯器に入れます。そのときの水の分量の目盛りですが、白米ではなく「すし飯の目盛り」です。もし自宅の炊飯器にすし飯の目盛がない場合は、白米の2合の線より水加減を少なめにしておくのがコツです。おおまかな基準として2合の線の下2ミリまでの水の分量にしておきましょう。

水分量

浸水する時間は30分くらいでいいです。炊飯器でいつもご飯を炊くときと同じように炊飯スイッチを入れます。

炊飯器

炊飯器でお米が炊くまでのあいだに、あんこを丸めておくと効率よく作れます。あんの分量は45グラム前後です。

炊飯器が炊き上がりましたら、白米のように時間を置いてはいけません。炊きあがったらすぐに内釜を取り出すこと!そうしないと硬くなってしまいますから忘れずにしておきましょう。内釜を取り出したら(熱いので気をつけましょう)、小さじ1/3の塩を全体に振りかけます。

内釜

ここで「すりこぎ」を使いますが、使う前に先端を水で濡らしておきます。そうしないとお餅がくっついてしまうので、炊きあがる前に水に湿らせておきましょう。

すりこぎはあまり力を入れずに、米粒が半分くらい残る程度にやわらかくつぶしていきます。力を入れすぎて米粒をつぶしてしまいますとネッチョッとしてしまうため口当たりが悪くなってしまいます。

すりこぎ

程よくつぶした内釜のお米に16個分の線を入れます。

おはぎ

16個分のお餅を取り出すのですが、手を水で濡らしておきます。手の水が多すぎると、お餅がフニャフニャになってしまうので、軽く湿らせるくらいにしておきましょう。

水を浸して硬く絞り上げたガーゼか布(ラップ)にあんこを掌に広げます。その上に丸めたお餅を置いてガーゼを添え当てながら、あんこを伸ばしてやさしく包み込みます。

おはぎレシピ

以上で、おいしい手作りおはぎのできあがりです!

おはぎ

おはぎとぼたもちは違いがあるの?

季節によって名前が違うだけで基本的には同じものです。

春のお彼岸の時期に牡丹の花が咲くので「ぼたもち」、秋のお彼岸に萩の花が咲くので「おはぎ」と言うように、お彼岸の季節に咲く花の名前から由来です。

ぼたもちは牡丹の花が大きいので大きめに、おはぎは萩は小さい花なので小さめに作られるといいます。ですが、おはぎもぼたもちも作り方は同じです。お彼岸の季節になりましたら、紹介したレシピを参考にしておいしい手作りおはぎをつくってください。