高遠桜

長野県伊那市の高遠城址公園に桜が咲き始めると毎年全国各地から花見客でたいへんなにぎわいとなります。奈良『吉野山』青森『弘前公園』と並ぶ桜の日本三大名所のひとつで、天下第一の桜と言われる高遠桜を観るために多くの花見客が訪れます。園内には高遠桜約1,500本植えられており、友好提携を結ぶ新宿区以外では高遠城址公園でしか観ることができない貴重な桜です。

それでは、高遠桜の開花や見ごろの時期、見どころや混雑状況などを紹介しますので、お花見前に参考になさってください。

高遠桜の開花・見ごろ

高遠桜は例年ですと開花は4月上旬満開は4月中旬見ごろは4月中旬から下旬になります。

季節の天候によって開花が例年より1週間から10日ほど前後することもあります。お花見前に開花状況を確認なさるようおすすめします。

高遠桜

高遠桜の正式名称「タカトオコヒガンザクラ」で日本の野生種であるエドヒガンザクラとマメザクラの自然交配により生まれました。ソメイヨシノと比べると小ぶりですが色が濃く鮮やかな桜の花を咲かせます。満開時も色が薄くならず濃いピンクを保ち続けるのが特徴で、うつくしい桜を長い期間観ることができます。

高遠桜 桜雲橋

この高遠桜で一番のお花見スポットが桜雲橋(おううんきょう)です。風情のある木橋から頭上を目上げれば、満開の高遠桜は咲き乱れる光景は、まるで桜の海の絶景です。

高遠城址公園さくら祭り

高遠桜 夜桜

桜の開花時期にさくら祭りが開催します。期間中はライトアップが実施されますので高遠桜を夜桜でも楽しむことができます。ライトアップの時間は日没から22時まで(予定)。

夜桜では昼間とは違った表情を見せるので、より艶やかで幻想的な美しい桜が目の前に現れと、花数が実際より多く感じるほどですから、高遠桜をさらに満喫できます。

高遠城址公園 アクセス 駐車場

電車
JR飯田線・伊那市駅を下車後バスで高遠駅に下車 徒歩約15分

中央道・諏訪IC下車 国道152号経由 約50分
中央道・伊那IC下車 国道361号経由 約30分

駐車場

高遠桜の開花を前後して無料駐車場が用意されます。

総合グラウンド 500台
文化センター 100台
高遠中学校グラウンド 400台
高遠小学校グラウンド 200台
弁財天橋 300台
ほりでぃパーク 100台

※各駐車場から高遠城址公園までは徒歩15~20分

高遠城址公園までの混雑状況

お花見シーズンでは伊那ICから国道361号のルートはたいへん渋滞します。週末の混雑のピーク時には3時間以上の渋滞が発生します。

渋滞を回避するには早めの時間帯に移動しましょう。お花見シーズンの最盛期には開園は6時からですので、午前の早い時間帯では渋滞がありません。また午前8時までの入場は正面玄関(北ゲート)のみですので、ご注意ください

 

高遠城址公園だからこそ観られる桜は、普段見慣れているソメイヨシノとはまた違った桜の美しさを間近に体験できるのが醍醐味です。雪景色が残る中央アルプス「仙丈ヶ岳」を背景に一段と映える高遠桜を、今年の春は体験してみてはいかがですか?実際に見たときの感動はより深いものとなるでしょう。