管弦祭

宮島管絃祭は世界遺産に登録された厳島神社で、毎年旧暦6月17日大潮の日に執り行われる海上渡御を目的とした祭りです。管絃祭の歴史は平安時代に貴族の「管絃遊び」を海上渡御として平清盛が信仰する厳島神社で、神事として行うようになりました。

大阪「天神祭」松江「ホーランエンヤ」と並び日本三大船神事のひとつの管絃祭では、年に一日だけの特別な日に厳かに神事が執り行われます。

今回は管絃祭の日程、見どころ、アクセスと駐車場についての情報を紹介します。

宮島管絃祭2016日程

開催日:7月20日(水)

開催時間:16時~24時
潮の干満時刻に合せて執り行われますので、進行時間の前後があります。

宮島管絃祭の見どころ

管絃祭は海の祭りで、日本三大船神事のひとつに名を連れることからわかりますように船を使った祭りです。

厳島神社の本殿で発輦祭(はつれんさい)が執り行われ、大鳥居沖に停泊する御鳳輦(ごほうれん)を遷します。そして御祭神を乗せた御座船が管絃を奏でながら宮島の厳島神社と広島の地御前神社まで渡ります。

管弦祭

御座船は潮が満ち潮に変わるころに宮島を出発し、1時間程で地御前神社沖合いに到着します。地御前神社周辺には多くの屋台が出店され、お祭りの雰囲気をさらに盛り上げます。

日が暮れますと御座船に提灯に火が点され、かがり火が炊かれ、御座船の到着を祝い祝詞や雅楽の演奏が続きます。

管弦祭

東の空に満月が昇りますと御座船は宮島に戻り、船頭への大きな拍手と労いの言葉が飛び交い、祭りのクライマックスを迎えます。

厳島神社に帰ってくるのは24時頃で、本殿に御祭神が戻りますが、この時に御祭神に触ると御利益にあずかれると言い伝えがあり、多くの人が御祭神に集まります。

宮島管絃祭 アクセス 駐車場

電車

JR山陽本線・宮島口駅からフェリーで約10分

広島岩国道路・廿日市IC 国道2号経由 宮島口フェリー乗り場 約10分
広島岩国道路・大野IC 国道2号経由 宮島口フェリー乗り場 約10分

駐車場

宮島島内には駐車場はほとんどありません。車での移動は宮島口桟橋周辺の駐車場に駐めて、フェリーを利用しましょう。

管弦祭は深夜まで行われますが、フェリーの臨時便が運行されますので、祭りが終わってから広島市内に戻ることができます。管弦祭を楽しんだ後に、広島に宿泊して翌日は広島観光という計画を立てるのもいいですね。

広島は観光スポットがたくさんありますし、牡蠣やもみじまんじゅうなど美味しいご当地グルメも目白押しですから、管弦祭ともに広島観光をお楽しみください。