飛行機 乾燥

飛行機が長時間のフライトのとき、お肌がかさついたり喉が痛くなりませんか?せっかくの海外旅行なのに、お肌が乾燥してしまって楽しい旅行気分も滅入ってしまうのは、とても残念なことです。

でもどうして飛行機の機内は乾燥しているのでしょうか?乾燥するのがわかっているのなら、事前に対策を立てて、お肌の乾燥を防ぎたいところです。

それでは、なぜ飛行機の機内でお肌が乾燥してしまうのか、その原因と5つの乾燥対策を紹介します。

飛行機の機内はなぜ乾燥しているのか?

飛行機の機内湿度は常に20%以下に保たれています。国際線の長距離路線は約5%の機内湿度といいますから、砂漠以上の乾燥状態にありますので、お肌が乾燥するのは当然のことになります。

日常生活を快適に過ごせる湿度が50~60%で、冬の乾燥しやすい時期でも30%くらいですから、どれだけ飛行機が乾燥しているのか、わかりますね。

そもそも飛行機の機内湿度が低くしているのは理由がありまして、それは安全のためです。

飛行機は上空1万メートルを飛んでいるときの気温はマイナス50度、機体は凍りつくこともありあります。

機内は地上と同じように暖かい温度で保たれていますが、機外と機内の温度差が激しいため、結露が発生します。結露は飛行機の部品のサビの原因となり故障を引き起こすこともありますので、故障が絶対に許されない飛行機は結露を可能な限り発生させないため、機内の湿度を最大限まで低くしていますので、乾燥状態になるのです。

飛行機での5つの乾燥対策

すっぴんで搭乗

長時間の特に国際線のフライトでしたら、化粧をせずに搭乗することをおすすめします。ファンデーションを乗せたお肌からですと、機内で出来る保湿ケアが限られてしまいます。それに何度も保湿ケアをしていると、お化粧が崩れてしまいます。それなら最初からファンデーションを落として、すっぴんで搭乗しましょう。

すっぴんはマスクをして目元だけをメイクすればごまかすことができますので、ご心配なく。

搭乗前に保湿ケア

すっぴんで搭乗するときでも、搭乗前にしっかりと保湿ケアを行いましょう。超乾燥している機内に搭乗する前に、空港のパウダールームでお肌を潤わすことで、保湿をしっかりやっておきましょう。

就寝時にフェイスパック

フェイスパック

機内での時間は保湿を常に意識しましょう。就寝時は化粧水を含んだフェイスパックで保湿します。長時間乗せているとかえって乾燥してしまいますので、逆効果にならないように、有効時間を過ぎないうちに取り除きます。そのあとはたっぷり乳液と化粧水でしっかり保湿して肌に潤いを与えましょう。

ぬれマスク

すっぴんのときには欠かせないマスクですが、ぬれマスクがありますと口元の潤いを保つことができます。ぬれマスクは口元の潤いだけでなく、カゼなどのウイルス予防にもなりますので、市販のぬれマスクか、マスクを2枚用意し1枚をぬれマスク用に使いましょう。

水分補給をこまめに

お肌だけでなく、体の中からの乾燥対策もしっかりやりましょう。水分補給のために飲みものは常温で、コーヒーやお茶でなくミネラルウォーターかスポーツドンクが良いです。飲むときは一気に飲むのではなく、ゆっくりと飲んでいくと体に水分が吸収されやすくなります。

持ち込みサイズに注意

機内での保湿ケアの注意点として、国際線での液体の持ち込みがあります。制限事項がありますので、機内に持ち込めるサイズは、縦横合計40㎝以下のビニール袋1つ分です。液体は100ml以下の容器に移し替えます。

化粧水は100ml以下の容器に移し替えるか、使い切りパックを機内では使いましょう。ジェルタイプのリップや美容クリームなども液体に分類されますが、シートパックは制限の対象外ですので、機内に持ち込むことが出来ます。

機内持ち込みサイズ

ペットボトルは国内線は持ち込み可能ですが、国際線には持ち込みできません。国際線の搭乗するときは手荷物検査を終えましたら、空港内の売店でドリンクを購入しましょう。

飛行機の機内は砂漠以上の湿度なので超乾燥します。お肌の潤いを瞬時に奪ってしまいますので、保湿ケアは欠かせません。

長いフライトでは機内が暗くなる時間も長くありますので、この時間に保湿ケアをすれば目立ちませんので安心してください。

お肌のダメージを防いで、旅行先では美しい写真が残せますように。