「春に咲く花」と聞かれて、どんな花を思い浮かべるか人それぞれかもしれませんね。

花の数だけ花言葉があります。花言葉を実際に調べてみると意外な意味の花があるかもしれません。

春に咲く花とそれぞれの花言葉を紹介します。

花言葉とは

花言葉は古代ヨーロッパの古くから語り継がれている歴史・神話・伝説などが由来で、日本には明治時代間もない時期にイギリスから言い伝えられました。

春に咲く花とその花言葉を写真とともに紹介します。

桜

春の花といえば思い浮かべるこの花。開花時期は3月から4月かけて、この時期に開花情報がニュースで流れます。

春の訪れを告げる桜の花言葉は「美しいひと」「純潔」「淡白」があります。
まさに桜の美しさをストレートに表していますね。

カーネーション

カーネーション

カーネーションといえば母の日といえますが、4月から7月にかけて開花する花です。春に花を咲かせる「一季咲き性」品種と、咲く条件が整えば開花する「四季咲き性」品種があります。

色によって花言葉が違うのが特徴ですが、カーネーションの一般的な花言葉としては「女性の愛」「純粋なる愛情」があります。

色別の意味は以下のようになります
赤「母への愛」「信愛」「熱愛」
ピンク「感謝」「上品」「美しき心」
黄色「軽蔑」「嫉妬」「友愛」
オレンジ「純愛」「愛への想い」
白「尊敬」「清らかな愛」「愛の拒絶」
紫「誇り」「高貴」
青「永遠のしあわせ」

色によって意味が違いますのでカーネーション贈る際には、意味をきちんと理解しておくことをお忘れなく。黄色と白はプレゼントとしては避けるべき色です。白のカーネーションは、故人となった母親へ贈るものとされています。こちらもプレゼントするのは避けましょう。

アネモネ

アネモネ

春先に咲かせる花で、桃、赤、青、白などの色の花を咲かせます。アネモネは西アジアのアルメニア共和国の国花と知られ、花言葉は「儚い恋」「苦しい恋」です。

梅

日本人になじみ深く長く愛され家紋に使われることが多い梅は、2月から4月にかけてきれいな花を咲かせます。花言葉には「透んだ心」「純粋」「忠実」などがあります。

梅を家紋としているといえば加賀百万石の前田利家です。前田利家は豊臣秀吉亡き後の豊臣家を行く末を終生心配したことから「忠実」の花言葉に最もふさわしい歴史上の人物ですね。

胡蝶蘭

胡蝶蘭

気品高く高貴な胡蝶蘭は4月から6月の間に咲く花です。育てるのに手間と繊細な心づかいかかるため高価な花の代表格です。

花言葉は「幸福が訪れる」「純粋なる愛」です。

白の胡蝶蘭は「清純」
ピンクは「あなたを愛しています」という意味です。

胡蝶蘭が開店祝いなど祝い事の贈り物とされるのは「幸福が訪れる」という花言葉になぞらえられています。

シクラメン

シクラメン

日本の鉢植え植物のなかでもっとも生産され人気高いシクラメン。開花時期は11月から5月にかけ長い期間にかけて美しい花を楽しませてくれます。

シクラメンの花言葉は「謙遜」「親しみ深さ」「内気」があります。

スズラン

鈴蘭

かわいらしく咲く見た目とは反対に強い毒を持ち、そのため馬牛には食べられることなく群生しています。4月から5月にかけて開花時期を迎えます。

花言葉は「純愛」「自然な美しさ」「愛の告白」です。

スズランの花の毒性が高いので最悪死に至ることもある危険な花です。ご注意ください。

たんぽぽ

たんぽぽ

日本では野に咲く花として有名なタンポポの開花時期は、3月から5月にかけての春の季節です。

日本のたんぽぽのほとんどは外国から持ち込まれた外来種で、外来種のたんぽぽは日本独自の種よりも咲いている期間が長いです。

どこにでも咲いているたんぽぽの花言葉は「愛の神託」「真実の愛」「別れの哀しみ」で、「別れの哀しみ」は白い綿毛が茎から飛び去っていく様からイメージされたようです。

菜の花

菜の花

春に黄色い花を一面に咲かせ気分をより明るい気持ちにさせ、春の季節のたべものとして有名な菜の花の開花時期は2月から5月かけてです。

花言葉は「競争」「小さなしあわせ」「元気」「財産」といった前向きなものばかりですので、落ち込んでいる人に菜の花を贈るのがいいですね。

ハナミズキ

ハナミズキ

一青窈が歌ったことで名前が一気に知られるようになったハナミズキの見頃は4月から5月に迎えます。

アメリカ産であるハナミズキの花言葉には「永遠の愛」「返礼」「想いを受け取ってください」という意味があります。告白したいときにはまさにうってつけの花です。

マーガレット

マーガレット

こどものときにマーガレットで花占いをしましたよね。その花占いで有名なマーガレットは3月から7月に咲きます。

花言葉には「恋占い」「真実の愛」「真義」があります。

マーガレットの花言葉にもあるように、花びらひとつひとつ「好き…嫌い…好き…」と空に散らせていたのかもしれませんね。

花言葉の意味を知って花を贈ろう

花言葉には同じ花でも花の色によって違うこともありますから、プレゼントするときには花の種類の花言葉だけでなく、花の色の花言葉の意味を知ることで、すばらしい贈りものになります。

1つの花で複数の意味の花言葉を持つこともありますので、花を贈る相手が花言葉をよく知っている人が花を受け取ったときに顔をしかめたときには、きちんと花を贈る意味を正直に伝えましょう。

気取ってなにも言わないままにしておくと気持ちがちゃんと伝わりませんから、気をつけましょう。