葵祭

京都葵祭は正式名「加茂祭」で、「源氏物語」や「枕草子」にも登場する、約1400年前の平安時代から続く、毎年5月15日に下鴨神社と上賀茂神社(北区)の開催されます。日本の歴史が長く続くなかでも最も由緒深い例祭のひとつです。

新緑が最も美しい季節の春の京都のなかを、平安貴族装束500名以上と牛馬40頭の行列が、雅やかな衣装を装い、斎王代を運ぶために京都御所を出発し上賀茂神社へ向かいます。

それでは京都葵祭の2016年の日程と見どころ、混雑状況など、葵祭を楽しむために知っておきたい情報を紹介します。

京都葵祭2016年の日程

京都葵祭は毎年5月15日に開催されます。

今年の5月15日は日曜日となりますので、例年以上の人出が予想されます。

雨天の場合は翌日5月16日(月)の開催となり、翌日開催も雨天の場合は2016年の葵祭は中止となります。

路頭の儀

斎王代

葵祭の最大の見どころは路頭の儀です。平安時代の貴族文化が再現した行列で、京都御所を出発し上賀茂神社まで続く約8キロの道のりを、平安絵巻を再現した衣装を装う総勢500名のきらびやかな行列が練り歩く姿は、観る人の心を圧倒させます。

路頭の儀の主役は斎王代(さいおうだい)です。今年の斎王代は第60代目でスカイマークの客室乗務員・白井優佐さんに決定しています。斎王代 白井優佐

路頭の儀・行列の通過時間

京都御所を出発 午前10時30分頃

堺町御門 → 丸太町通 → 河原町通を経由下鴨神社に到着 午前11時40分頃 社頭の儀

走馬の儀・狂言奉納

下鴨神社を出発 午後2時20分頃

下鴨本通 → 洛北高校前 午後2時40分頃

北大路通 → 北大路橋 午後2時55分頃

賀茂川堤

上賀茂神社に行列が到着 午後3時30分頃 社頭の儀と走馬の儀

沿道からの観覧は無料ですが、毎年たいへんな人出となりますので、ゆっくりと観覧したい方は「路頭の儀」有料観覧席があります。

有料観覧席は京都御所下鴨神社に用意されます。

観覧席の発売は4月初旬です。料金は2500円でコンビニやチケットぴあなどで前売り販売されます。

上賀茂神社の有料観覧席は当日販売で1,000円です。

沿道から観覧するのでしたら、行列が通る予想時間の30分前には満員になります。通過時間の1時間前くらいから場所取りすることをおすすめします。

葵祭の交通規制、混雑状況

路頭の儀は500人もの行列で最後尾まで長さは1kmにもおよび、交通規制が実施されます。行列のコース周辺も渋滞しますので、コースト通過時間を照らし合わせて車を利用する時間をお考えください。

葵祭当日の行列を避けるには、名神高速道路・京都東ICを下車、国道一号線経由、367号線のルートをお使いください。

京都葵祭へのアクセス

京都御所


地下鉄烏丸線・今出川駅 徒歩5分
地下鉄烏丸線・丸太町駅 徒歩5分

毎年多くの人出が訪れ混雑しますし、路頭の儀に伴い交通規制を実施されます。駐車場の利用できない可能性が極めて高いですので、公共交通機関を利用しましょう。

葵祭は歴史深い古都・京都で優雅できらびやかな平安時代の気分を体験できます。

今年の葵祭も天気がよいことを願って、京都での素敵な春のひとときを、ぜひお楽しみください。